今回は問題形式に変更のある級の中でも2級、準2級、3級についてお話をしていきます。
サンプル問題を見てみると…
2級
公益財団法人 日本英語検定協会ホームページより引用
150語程度の短めの文を45~55語で要約する問題です。
既存の「意見論述」が80〜100語なので、その半分くらいのボリュームです。
サンプル問題は3段落構成になっており、各段落の要点をまずつかむことが必要です。これは国語の力も必要です。
サンプル問題は、第1段落「大学生の住居の選択肢3つ(親元、一人暮らし、ルームシェア)」、第2段落「ルームシェアのメリット」、第3段落「ルームシェアのデメリット」という段落構成です。
国語の要約を生徒にさせるとき、まずは大事なところに線を引かせ、それを意味が崩れないようにつなげることから始めます。
しかしこのやり方が通用するのはもとの文を字数の半分ほどに圧縮するくらいまでです。
ましてや英語の場合は下手に単語の切り貼りをすると意味も文法も崩れるでしょう。
要約に必要なのは「言い換え」です。
準2級
75語程度のEメールの質問に対して40~50語で答えるのですが、質問のメインテーマになるもの(サンプル問題はa robot pet)について、自分が理解を深めるためにその特徴を問う具体的な質問を2つしなければなりません。
サンプル問題では
“Do you think that robot pets will improve in the future ?”
という質問について答えるので、まずはYes.Noの立場の表明と簡単な理由、そのあとロボットペットの特徴を問う質問2つという流れでしょうか。
Yes.Noで10語は稼げます。“I (don't) think that robot pets wil impove in the future. ”
質問文オウム返しは定石です。
理由はちょっと置いておいて特徴を問う質問を考えてみると、これもEメールの内容を活用するのが簡単なので、バッテリーはどれくらいもつのか“How long does the battery last ?”はすぐに出てきそうです。
質問は大体10語以内になると思うので2つで15語程、残りの20語ほどで理由をひねり出す…という感じでしょうか。
3級
準2級と同じくEメールの問題です。35語程度の内容で2つの質問があり、それに対して15~25語で答える問題です。
サンプル問題は友達の誕生日パーティーについて「何人参加者がいたか?」「食事はどうだったか?」という質問です。
行ってもいない誕生日パーティーの参加人数や料理のことについて答えるとなると、
子供特有の生真面目さを発動して自分の経験を掘り起こそうとするかもしれません。
掘り起こした記憶の料理が「生ハム」だったり「カルボナーラ」だったり「アンパンマンハンバーグ」だったりしたらもうお手上げです。英語で書けません。
人数はテキトー、料理は「pizza」でいいのです。
自由に都合のよい妄想をする力が必要です。
配点について
現時点では形式、問題数、試験時間の変更のアナウンスのみで配点についての変更は特に発表されていません。
形式変更も「2024年第1回を予定」とありますので、これで決まり!とは言えない状況ですが…
となると1次試験の配点と合格基準スコアは現状のままということになります。
2級、準2級について、Readingの設問数が削減あれるということなので、一問の重みは増すことになります。3級はそのままです。
Writingはどの級も今までの1問が2問になるので、理屈の上では1問の重みは半減ということになります。
そもそも今までもReadingの設問数が3級で30問、準2級で37問、2級は38問に対してWritingは1問、それで配点は同じというのには「?」を感じていた方も多いのではないでしょうか。
1問の重みが減ったというと「楽になった」ように聞こえますが、逆にWritingは1問を押さえることに集中すればよかったところが2パターンの準備が必要になったわけですから手間は増えたとも言えます。
何事も新しいことが始まるときは混乱がつきものです。
特に試験の場合「過去問」がないのは大きな痛手です。
Writingは出たとこ勝負な部分があるにしても、今までの出題をもとにある程度テンプレート作ることが出来たので、現在の形式ならば試験当日全くのゼロの状態から文を作り上げることはなかったはずです。
サンプル問題をもとに予想を立てて準備をするにしてもしばらくは手さぐりになると思われます。
ではどうするか?
今まで1次試験を受けて残念な結果に終わった方、もともと2〜3級の取得のために準備を進めてきた方は次の第3回で決めておいた方がいいでしょう。
特に入試に使うために2級を受ける方は。
ネットでも「今年中に取るべき!」という記事が散見されますが、それはあくまでも下地がある場合のことです。
「前々から考えてはいたけど全然手は付けていなかった。えっ?取るなら今⁈じゃあやらなきゃ!」…これはよっぽどのことがない限り無理だと思います。あと2か月ちょっとですから。
消費税アップ前の駆け込み購入とはわけが違います。
当たり前すぎて書くのが気恥ずかしいですが…
Writing問題が増え、形式が変わったとしても各級の取得に要求される単語数と文法に違いはありません。
英語で文を書くにはそれ相応の単語力が必要です。
文法については間違わなければ減点されないのですから、無理して難しい文法を駆使しようとして減点されるよりも平易な文構造にした方が無難です(もちろん級ごとにふさわしいレベルはあるでしょうが)。
形式が変わると言ってもWritingの問題が増えるだけで、他は変わるという情報はありません。
Readingの設問数が変わらない3級で考えると30問のReadingと30問のListeningと1問のWritingは今までと同じ問題パターンです。つまり62問中61問は今までの準備で補えます。2級と準2級はReadingの設問数は減ったとしても新しい1問以外は今までの問題パターンです。
ですから「新方式の問題集が出るまでやることがない」のではなく、まずは今あるものを使っていけばいいと思います。
2024年度に入れば情報がもう少し増えるかもしれませんし、問題集が出始めると思われます(多分)。
新しいWriting問題の練習をする時間を確保するために、今までの問題パターンの演習は少し早めに終わらせた方がいいとは思います。
?1〜3級のWriting問題が1題から形式の違った新しい問題が加わる。
?配点は変わらないと思われるのでWriting1題の配点比重は減る。しかし準備は2パターンに増える。
?配点比重の高い1問の増加ではあるが、それ以外の準備を早めにそして制度を上げておいて最後に新しい問題の対策をする。
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JUGEMテーマ:教育
開室29年のこだわり2つ目は
子どもと保護者両者とのコミュニケーション
です。
これも当たり前と言えば当たり前ですが、なかなかバランスをとるのが難しいものです。
お子さんをお預かりして勉強させ、結果を出していくためには保護者様の理解と協力が不可欠です。
遅刻が度重なったり、宿題やテスト結果を持ってこない場合、生徒さんのみとのやり取りでは埒が明かないことがあります。
親御さんにチクって「どうか家で叱ってください」と言うつもりはありません。それで解決する問題ではありません。
例えば遅刻を減らすのに最初にできることは“家を早く出る”ことですから、ご家庭に協力してもらうのが有効です。
中には、この“時間通りに家から出す”こと自体に苦労されている親御さんもいらっしゃり、毎度毎度のことで疲れ切ってしまうこともあるようです。
その場合はまた別の方法を考える必要があり、親御さんと話し合ったり生徒さんの言い分を聞いたりしながら色々試すしかありません。
また、定期テストの結果を提出してもらうことは生徒さんの現状を把握し、問題点を授業に反映させるためになくてならないものです。
教室に来るたび「テスト持ってきた?」「あっ、忘れた」のやり取りが続いていたら次のテストが始まってしまいます。
だったらお家に連絡して画像を送ってもらった方が手っ取り早い、それだけのことです。
ひとつひとつは小さなことですが、一番マズいのはそういうことをなし崩しにしてうやむやにしてしまうことです。
それらが積み重なって大きな影響を及ぼす前に、親御さんと連絡を取り合いお家でできること、塾でできることを話し合っていく必要があると思っています。
よく保護者様から「親の言うことは聞かなくて…」という言葉を耳にします。
厳密には親からの”耳の痛い言葉”は聞かないということですよね。
正論であっても親子という近い間柄ゆえに反発を感じる、すぐには受け入れがたいものです。
しかし、同じ言葉が違うルートから言われるとすんなり受け入れられることがあります。
以前、保護者様から「私が言っても聞かないと思ったことも先生から伝えてもらうと聞き入れてくれるので助かります」
と言われたことがあります。
また、懇談で生徒にアドバイスをすると「…お母さんにも同じことを言われた」と、あらためて親の言っていることが道理にかなっていることを認識する場面は結構あります。
保護者様の思いや考え、お困りのことを聞いておくことで、生徒への接し方やかける言葉もそれらを踏まえて変えていくことが可能です。
初めて足を踏み入れる塾に嬉々としてスキップをして来る子どもなどおらず、多くの場合親に引きずられてくるわけで、緊張もするし大人二人に囲まれて居心地も悪いものです。
そんな中、大人2人が話をどんどん進めて肝心の当事者は蚊帳の外…という図式が出来上がります。
でもそれってどうなんでしょうか?
個別指導は一人一人の生徒さんに合わせた指導をしていきますが、ただ単に理解の程度に合わせるというのではなく、お子さんの性格や特性、何に興味があるのか、何に困っているのかというパーソナリティー全般に添って指導していくことで効果が出ると考えています。
ですから入塾される前は特に根掘り葉掘り聞きまくります。
お子さんが目の前にいれば当然ご本人に、保護者様のみで来られた時でもできるだけお子さんについての多くの情報を引き出すことを意識します。
初対面の大人にあれこれ聞かれることを子どもはどう思うのか…と不安になることもあるのですが、先日入塾された方にこんなお言葉をいただきました。
「実は他の塾もいくつか見に行ったのですが、子どもが『You-学舎だけが自分のことをいろいろ聞いてくれた。ここなら安心して勉強できると思った』と言うので決めました」
少しホッとしました。もちろんいろいろなとらえ方はあると思うので、初対面は慎重に距離を縮めるようにします。
入塾されてからも必要に応じて子どもと2者で話をするようにしています。
3者だと本音が引き出しにくいことがあるからです。
確かに子どもは親にいろいろ言われるのが面倒でその場しのぎのことを言うこともありますが、親を喜ばせたいと思って取り繕うこともします。
3者で話していると「子どもって他人の私よりも親に恰好つけたいものなんだな」と感じることがあります。
個別指導は生徒との距離が近く、それぞれに寄り添える場であり、そのためには親子両方の思いを知ることが必要だと思っています。
だからこそ私たちYou-学舎は「子ども」「保護者」「塾」のバランスのいい関係にこだわっています。
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JUGEMテーマ:教育
29年前、阪急東中央商店街“ミスド”の筋向かいのビルの3階でYou-学舎は産声をあげました。
現在第1号教室「茨木教室」はジャスコ…いや“イオン”の向かいのビルの3階で元気に頑張っております!
ちなみに「南茨木教室」は阪急南茨木駅近くのLAWSON100“100ロー”の向かいです!
開設当初は中学生の女子が多く、人気だったのはKinKi Kids、当時ポケベルが全盛期で中学生でも持つ子がいて、大した用事でもないのに授業中ピーピー音を鳴らして怒られる…そんな時代でした。
当時14~5歳だった彼女らもすでに40代、子育て真っ最中の子もいるのではないでしょうか。
ポケベルが携帯電話になり、携帯電話が折れ曲がり、そしてスマホにと便利度が増すにつれて生徒たちの所持率も上がっていきました。
一方学校教育はゆとり教育真っ只中から脱ゆとり教育、そして2020年の新たな教育改革へと変わっていき、そのえげつないふり幅の中で子供たちの学び方も激変していったのです。
子供たちが手にしているものや学校での学習スタイルはどんどん変わっていき、それに連動するようにYou-学舎も業務や指導の効率化につながる新しいものを取り入れてきました。
29年前はパソコンもなく、ワープロとおそろしく遅いコピーを駆使して教材を作っていたことを考えると、時代と教室内の変化にあらためて驚きを感じます。
しかし、29年間変わらずこだわってきたことが2つあります。
そのうちの1つが
授業管理は室長がする
です。
教室長が授業内容を知っているのは当たり前だと思われるかもしれませんが、いろいろな方の話を聞いていると必ずしもそうではないようです。
これは良し悪しではなく、あくまでも私の独断に満ちたこだわりなんですが…
集団授業は全員に対してカリキュラムに則り一講座一講座決められ同じた内容を進めていきますが、個別指導は生徒に合わせる指導なので同じ単元を教えるにしても教え方も進む速さも全員同じにはなりません。
例えば数学が苦手で計算問題もミスを連発する生徒さんに応用問題を解かせようとしても無理があります。そしてその問題を懇切丁寧に解説をし、その場では理解できたとしても自力で解くことはたぶんできません。
そのような生徒さんはまず基本問題に絞って徹底的に繰り返す方が効果的です。
逆に基本問題は全問正解している生徒さんに、テキスト全部の問題を解かせていくのは非効率的です。
基本問題は抜粋にして確実にできているかどうかの確認にとどめ、授業時間は応用問題の演習に重きを置くべきです。
しかし、基本問題に絞るにしても、応用問題メインにするにしても生徒さんによって理解度、得意不得意は微妙に違います。
どの問題までにとどめるか、どこまで引っ張り上げるかのさじ加減は生徒一人一人を見続け、経験を積んだ者でないとできません。
また個別指導塾の中には「毎回授業の初めは講師の『前回どこまでやった?』『今日何する?』という質問から始まる」所があるという話を聞き、「ありえへん!」と憤慨したことがあります。
これは講師が授業進度を把握していないこと、そして今からの授業の方針が決まっていないことを意味します。
限られた貴重な授業時間です。講師がスムーズに授業を始め、生徒さんに必要な授業内容を展開していくために下準備をすることが自分の大切な仕事だと思い、やり続けてきました。
塾は“わからないことを教えてもらう場所”ですが、ただひたすら生徒の
「これわからないから教えて」
を拾い続けるだけでは結果につながりません。
「わかるとできるは違う」ということを聞いたことはありませんか?
わからない問題を説明してもらってわかった時、生徒はとても喜びます。
そして教えた講師もそれを見てうれしくなります。
わかる喜びを分かち合う感動的な光景ですが、必ずしも結果につながるとは限りません。
例えば運転の経験のない人が車の運転方法を人から説明してもらい、わかったからといってスイスイ運転できませんよね?
わかったことで満足して終わってしまい実際に何度か解いてみないと、いざテストの時に「解けない」となることもしばしばです。
また、わからない問題だけを追い回して足元にある基本問題を見ていないと、これもテストの時に取りこぼす結果となりがちです。
もちろん生徒さんの「わからない」の声にはできるだけ答えていきたいと思います。
中にはすぐに解決したほうがいい問題もあると思います。
しかし、果たして今その問題を取り組む時間があるのか、価値はあるのかの判断が必要です。
講師は基本的に教えることが大好きで、生徒さんが困っていたら何とかしてあげたいと思うものです。
放っておくと際限なく「わからない」の声に引きずられて、無軌道な授業となってしまいます。
そのような時は生徒さんにも状況を説明をして、「ここまでのことが出来て時間があったらやろう」と言うように指示を出します。
適切な授業のかじ取りは、講師と生徒の様子を見ながらしていくことが必要です。
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2月10日の私立入試前最後の日曜日ということで、今日は13時から18時まで自習開室をしました。
入試直前の貴重な時間です。無駄なく苦手分野を見直してもらうために、一人一人事前に各教科どんなことが心配かを聞き取り、それに合わせた内容を考えました。
完全オーダーメイドの自習教材です。
また、それぞれの教科の手順も具体的に指示しました。
1.タイマーを使って、短めの時間で解かせる
2.正解した問題番号を〇で囲ませ、一周したら〇がついていない問題のみやり直させる
3.英語の長文や古文は必ず和訳、口語訳と問題本文を照らし合わせながら読み、自分が訳せなかったところは本文に書き込みをさせる
これらはテスト勉強だけでなく普段の勉強にも必要なことなので参考にしてください。
入試に限らずテストの時はとにかく時間に追われてあせります。
普段塾の授業や家での宿題で時間を気にしないでゆっくりやればできる問題でも、テストの時は読み間違い、読み飛ばしはもちろん、あせりすぎて思考が空回りして軽いパニックになったりあきらめたりすることもあります。
テストでもないのに「緊張しろ」と言われても無理ですよね。そこで時間をあえて短めに設定してあせった状態を作って練習させます。
しかも入試の問題は学校で使っている問題集よりも問題文や情報量が多いものです。限られた時間で文を読み、情報を拾い、問題を解くという処理能力が必要です。これは訓練をしない限り身につきません。
どんな問題でも漫然と解くのではなく時間を意識してみてください。
最初は大問1つ解くのにどれだけの時間が必要なのかわかりません。その場合はストップウォッチ機能を使って、何度か時間を計り見当をつけていきます。
かかる時間は問題の種類(例えば計算問題と図形問題)によって違いがありますし、個人差もあります。
例えば「計算問題10問だと8分くらい」とか「英語の長文1ページ分なら10分くらい」というように感覚がつかめてきたらその時間を2分ほど短縮して解いてみます。
まったく不可能な設定をしても意味がありません。少しずつ短くして負荷をかけていくようにしてください。
まあ筋トレみたいなものですね。
一気に負荷をかけて無理をするとかえって悪影響が出ます。
ものすごく当たり前のことなのですが、これがけっこう出来ていない生徒さんが多いです。
特に入試(テスト)前は前のめりになるので、とにかくどんどん新しい問題を解きたがります。
同じ問題を繰り返すことが無駄だと言い張る生徒さんもいらっしゃいます。
やっていない問題から出題されたら…という不安があるのでしょうが、ただ解いて〇×つけて終わったら「出来ている問題を確認しただけ」ということになります。出来た問題を確認してもあまり意味がありません。だって確認しようがしまいがそれはできるのですから。
大事なのはできない問題を見つけ出しそれをできるようにすることです。出来ないことが出来るようになるのが「進歩」です。
また、解答や解説を読んで「なるほど」と納得したとしてもそのままにしてはダメです。
「わかった」と「(自力で)できた」には雲泥の差があります。
よく「学校の授業はわかるのに問題が解けない」という生徒さんがいますが、それはわかった後に自分で出来たことを確認していないからです。
もちろん一度できた問題でも時間が経つと忘れることはあるので、その時はまた解き直してみればいいのです。
この間違えた問題をやり直すことを徹底するのは根気も必要ですし、なかなかにつらい作業です。
最初のうちは「言われたら渋々やるけれど、言われなかったらやらない」ものですが、そのつらい作業が結果につながることが実感できれば、少しずつでも定着していきます。少なくとも繰り返すことの重要性が身に沁みます。
自習で英語長文や古文を解いたとき、多分半数は〇×をつけて終わっていると思います。あとの半分のうちのさらに半数は和訳や口語訳をさらっと読んで「なるほどそういう話だったんだ」で気が済んで先に進むのではないでしょうか。
正しくは英語長文、古文と訳を並べて見比べながら読むことです。
そうすることでわからない単語の意味がはっきりします。
入試の英語長文の場合、一文が長く区切って意味を取らないとわけが分からなくなることもよくあります。和訳と付きあわせることで区切れがわかります。
古文でよくあるのは「主語の省略」です。主語を間違えると話の筋がまったく違ってしまいます。これも古文と口語訳を見比べることで見えてきます。
特に古文は最初のうちは設問を解く前に訳を読むべきです。
古文は英文以上に今の私たちとは遠いものかもしれません。何せその文が書かれたころと価値観が違うのですから。
日本語のはずなのに今一つしっくりせず読んで問題を解いてみて、何となく正解しても次につながるものではありません。
価値観の違いとは例えばこんなことです。
古文で和歌のやり取りをする場面があります。枕詞だとか掛詞だとかを駆使して詠むことの意味が私たちにはまったくわかりません。
しかし、当時気の利いた和歌を詠むことは「イケてる」ことであり、今でいえば「ばえるインスタ」をあげることに匹敵するものだったのです(あくまでもわかりやすくするためのモノの例えです。そして”ばえ”はすでに古い価値観かも…)
古文は単語の意味だけ覚えても古文の常識がわからないと解釈できないことがありますが、そういう時代背景がわかれば登場人物の言動の意味も理解しやすくなります。
そして古文の世界観、古文常識をつかむにはなるべくたくさんの古文を読む必要があります。
しかし、もともと古文に触れるチャンスは少ないうえによくわからないままだとより一層読みたくなくなりますよね。
だったら、先に口語訳を読みながらのほうがたくさんの古文に触れることが出来るようになるというわけです。
●あせった状態で処理能力を鍛える
●出来ない問題をつぶして進歩する
●英語と古文は訳をフル活用する
当たり前で地味な方法ですが、勉強に限らず何事も成果を出すためには当たり前な作業を繰り返すしかありません。
私立入試まであと5日。私立入試が終わったら次は公立入試が控えています。
受験生でない方々も今月に学年末テストがある学校がほとんどですよね。
まずは1つでもいいので意識してやってみてください!
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小中学生やその保護者様から「算数、数学の文章題が苦手」という声をよく聞きます。
確かに基本問題までは出来るけれど、文章題になるとブレーキがかかってしまう生徒さんが多く見られます。
「どうすればサクサク文章題が解けるようになるのか?」
文章題を見た途端に戦意喪失して諦めてしまうお子さんも、心のどこかではそう思っているはずです。
普段はスルーするのに、不思議とテスト前になると文章題を解きたがるんですよね…
文章題克服のための一発解決の回答にはなりませんが、やはり
「数多くの問題を解いて、解き方のレパートリーを増やすこと」
から始めるしかありません。
しかし、それが出来ていれば誰も苦労はしませんよね。
解こうと思っても頭が真っ白、ただシャーペンを握りしめて、問題をボーッと見つめているだけ。で、結局諦める。
そんなことを繰り返していたらますます文章題が嫌いになってしまいます。
最初の一歩は「嫌い」「無理!」からの脱却です。
そのためにはやはり大人のサポートが必要です。
まず「頭が真っ白」になる原因は、文章題は問題文の中に情報が多くあってその整理がつきにくいからです。
ですからまず必要なことは情報を整理することです。
情報の整理の方法としては
?情報を書き出す
?図に情報を書き込む
?自分で図を書いてみる
この3つが基本です。
図に書き込むのは比較的簡単なので、すぐに自分で出来るようになりますが、情報を書き出して整理したり、自分で図を書いてみることは最初から自力でやるのはハードルが高いと思います。
まずは大人がやって見せる必要があります。
次に必要なことは「何を問われているのか」を正確に把握することです。
文章題と格闘している生徒に、「人数」なのか「個数」なのか「時間」なのか何を求めようとしているか確認しても、スッと答えられない子が結構います。
何を求めようとしているかわからないのに問題を解こうとするのは、ゴールがどの方向かも確かめずに走り出すこととおなじです。
そりゃあ迷子にもなります。
問題を解く前に何を求めたらいいか、小学生ならは問題文に丸をつける、中学生ならば何をXにおくかを書き出すことから始めます。
そしてここが一番サポートが必要であり手もかかるところです。お子さまに解き方の筋道を説明させてください。
基本問題を真っ直ぐな一本道に例えるならば、文章題はたくさん曲がり角がある道のようなものです。
どの角をどっちの方向に曲がるのかわからなければ目的地(正答)にはたどり着けません。
初めて通る道は道筋がわかるはずがありませんからまずは地図で行き方を確認します。
同じように初めて解く問題はわからなかったら解説を見ながら解き方を辿っていけばいいのです。
しかし、この「解説を読む」がなかなかクセ者です。
生徒に「解説を読んでみて」というと「解説読んだけどわからへんかった」という答えが返ってくることもしばしばです。
それでも「わからない」表明をしてくれるならばまだマシで、読んで(目をフワッと泳がせて)「わかった」(絶対わかっていない!)という場合もあるあるです。もうこれ以上面倒なことはイヤというわけです。
そこで、お子さまに解説を声に出して読んでもらいながらこちら(大人)に説明してもらうのです。
大人側のスタンスとしては
「説明してみろ」という命令ではなく
「教えて」とお願いする形が望ましいですね。
人に何かを教えるのは誰でも気分がいいものです。ましてや子供が大人に「教えてあげる」となれば鼻高々ですから、それを利用するわけです。
ひとりで解説をさっと読むと「わからん」または「わかったつもり」で終わってしまいますが、人に教えるとなると責任重大、必死に文字を追い理解しようとする姿勢が生まれます。
もちろん、解説を読んでもわからないことがあるでしょうから、そんなときは「こういうことかな?」と一緒に道を探すようにしてちょっと後押しをしていきます。
解説を読みながら人に教えるのは、地図を見ながら誰かに道案内するようなものです。知らない場所に他人を連れて行かなければならない時は必死に地図を調べて周りを注意深く見回しながらたどり着きます。
そうやって行き着いた場所は途中どんな道を通ったかもよく覚えていて、2度目は行き方を覚えているものです。
それに対して、人に連れて行ってもらった場合、よほど意識しないと道順を覚えていることはありませんよね。
勉強も同じで、人に教えてもらえばすいすいと苦労せず正解に辿り着きますが、その過程はあまり頭に残りません。
解答を見ながらでも、我がこととして人に伝えようとする方が理解も深まり記憶にも残るというわけです。
最初からうまくいくものではないので、根気強く時にはやって見せたり、ヒントを出してみたりしながら、文章問題に触り続けていくことで、お子さまの中に解法のストックがたまり、それを使って考えることが少しずつできていきます。
もちろん、基本問題が出来ていない場合は教え込むことの方が先です。
しかし、そこをクリア出来ているのならば多少手間がかかっても「お願い、教えて!」方式をチャレンジしてみる価値はあると思います。
このやり方は図形問題や中学数学の応用問題、入試問題でも同じです。中学数学の図形の証明問題も、ただ証明を書き写して終わるのではなく、書き写した証明を読みながら図形を指さして人に説明するだけでも理解は深まります。
自分から説明するということは主体的に取り組む姿勢ができるということです。
最初は解説の棒読みでも主体性への第一歩になります。
ぜひぜひやってみてください!
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中学生でそこそこ英語の点数を取る生徒でも、be動詞と一般動詞の使い分けを正確に出来ない子がいます。
このbe動詞と一般動詞の混同は根が深く、受験間近の生徒でも怪しげな人は結構います。
「is,am,areはbe動詞、それ以外の動作を表すものは一般動詞」
「英語の一文には動詞はひとつだけしか使えない。だからbe動詞と一般動詞はいっしょに使えない」
若干大雑把な説明ですが、特に中1生には混乱を避けるためにこのように説明します。
それでも、中1生は
I am like tennis.
くらいのことは平気でやります。
学年が上がるとさすがにそのような間違いは減りますが、
Are you like tennis?
というように、疑問文や否定文でbe動詞、一般動詞をごちゃ混ぜにすることはよくあります。
説明すれば、「ああ、そうだった」と納得するのですが、何度となく同じ間違いを繰り返す生徒は一定数存在します。
わかっちゃいるのにいつまで経ってもなくならないこの問題に、ずっとモヤモヤし続けてきました。
ところがつい最近、小学生に英検の勉強をさせていた時に「なるほど!」と思わず膝を打っちゃいましたね。
小学校では国語の文法で品詞の勉強を(ちゃんとは)していないのです。
小学生に「be動詞が…」と説明しかけて、「あっ、まだ品詞は習ってないか」と思い直して「動詞っていうのはね…」から始めたのですが、よく考えると中1の1学期の初めにはすでに英語の文法には“be動詞”が出てきます。
対して国語の文法で品詞を学習するのは中1の早くても1学期終わりです。
つまり、中1生のほとんどが単語の「品詞」という概念が全くない状態でいきなりbe動詞、一般動詞を触っているわけです。
「品詞」を知らなくても小学生は(中、高校生も…)普通に日本語を使っています。
長い時間をかけて成長とともに使いながら発達していく母語ならば、いちいち品詞を意識しなくて何とかなりますが、
英語は私たちにとって、日常で使う言語ではなく「勉強」です。
現在“使える英語”を目指して小学校低学年から外国語活動が始まっていますが、現時点ではまだ短期間(中・高)に学ぶ文法中心の学習は体系的な視点が必要となり、単語の役割である「品詞」の理解は不可欠です。
せめて、小学生のうちに言葉の役割ごとのグループ「品詞」というものがあること、まずはモノの動きを表すことば「動詞」、物の名前を表すことば「名詞」、物の様子を表す言葉「形容詞」を知っておいてほしいです。
まずは日本語の単語を3つの品詞を混ぜて書き出し、それを子供に区別させます。
これは小3くらいのお子さまならすぐに出来ると思います。
次に、英単語から3つの品詞を混ぜて書き出し、まず意味を調べさせる、次に品詞の区別をさせます。
残念ながら品詞を区別させる教材というのはほとんどありません。
小学生向けの英単語の本やアプリもたくさん出ています。
大抵は品詞も書かれていると思うので、それを参考にクイズ形式で問題を出し合ってみたり、抜き打ちで出題してみたりと、勉強というより、遊び感覚でやった方がお子さまも乗ってくると思います。
週に1〜2日、1回5コ程度の出題でも1年続ければ480個の語彙に触れることになります。
小学生で学習する英単語数が約600〜700と言われているので、そのうちの7割ほどを意識して触れ、しかも品詞の区別もつけられれば、中学入学直後の単語力、文法理解で大きなアドバンテージを取れると思います。
ぜひぜひお試しあれ!
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文部科学省の「学校基本調査」による2021年度の高校進学率です。
不思議なもので、どれだけ勉強嫌いであってもほとんどの中学生は疑うことなく「高校進学」を目指します。
なぜ?と問うと、
「高校を出ておかないと仕事に就けないから」
というような答えが返ってきます。
周りの大人から説き伏せられたというより、いつのころからか空気を吸うように体の中に入り込んだ価値観なのでしょう。
現在の高校進学率が98.9%であることからも、高校に行くことは当たり前のことになっています。
ですから「高校合格」を共通目標とした中学生は、渋々ながらも勉強をします。
しかし、努力の甲斐あって合格し、喜びと開放感に満ち溢れていざ高校生活が始まると、中学生の時との違いに戸惑うことになります。
このギャップは中学校の時に比較的に勉強が得意だった、上位校に進学した生徒さんの方が強く感じるはずです。
どんな違いがあるかというと…
教科数が倍になる
中学の教科は基本的には英数国理社の5教科ですが、高校は基本的にそれぞれの教科が2種類ずつになります。
つまり倍。
スピードが速くなる
中学校は勉強が得意な生徒から苦手な生徒まで幅が広いので、確実な定着のために授業のスピードはゆっくり目です。時には戻って復習もします。義務教育ですからね。
しかし、高校は入試によってレベルが揃えられているので、中学の時のような配慮は不必要と考えられるのでしょう。効率重視のスピーディーな授業になります。
先生も「自分でできることはやっておいて当然」というスタンスなので、授業はどんどん先に進みます。
内容が難しくなる
高校は義務教育ではありません。「高等学校」ですから中学までの基礎学習を土台として、更に高度な学びをするための学校です。当然難易度は上がります。
私はよく階段に例え、中1〜3が階段1段ずつ上がるとしたら中3から高1は階段3段くらいを一気に上がる感覚だと説明します。
中学と比べて教科は2倍増、スピードと難易度は学校や個人差もあるので数値化はしにくいですが、全部合わせて考えれば勉強量は5~10倍必要になると言われています。
∞な問題パターン
更に言うと、特に理系科目において中学では問題のパターンがある程度決まっています。だからたいていの基本問題は1つの典型的なパターンを覚えればそれを利用して解けてしまいます。
しかし高校では一つ一つの基本的な考え方の理解はそれほど難しくはないのですが、問題集やテストの問題はいくつかの基本事項の組み合わせでできているので、パターンのバリエーションが増えます。出てくる問題のたびに全く違うものに見えることもあります。
1問1問覚えていてはキリがありません。中学の時は丸暗記でなんとか乗り越えられますが、高校はなぜそうなるのかという理屈を理解する方がかえって効率的です。
行動や時間の使い方の変化
高校は中学に比べ広範囲から生徒が集まり、交友関係や行動範囲も広がり、それに伴い遊びも含め出来ることが増えます。
高校は徒歩圏内にあることは稀で自転車や電車通学である場合も多く通学時間が長くなります。
部活動の時間も特に運動部は中学校よりも長くなります。
減る勉強時間
通学時間に時間がかかり、部活動の時間も長くるし、勉強以外にやりたいこと、出来ることが増えますが、中学生も高校生も1日24時間であることには変わりありません。
何の工夫もしなければ、学校以外での勉強時間がどんどん削れてくるわけです。
基本的に自己責任
高校の先生は中学の先生のように手取り足取り教えてくれることは(ほとんど)ありませんし、宿題や予習復習の管理もガッチガチにすることはありません。
義務教育を終えてもさらに勉強を続けようという高校生ならば自分で管理ができるはず、出来てほしい…といったところでしょうか。
一夜漬け→結局積み残し=負のスパイラル
通学や部活で時間を取られてクタクタ。宿題以外の勉強はやらなくても怒られないからやらない。人間てそんなものです。
しかし、定期テストはちゃんとあるんですよね。中学の倍の教科数で内容は難しくなっていて、授業のスピードが速いということは範囲も広くなって…
中学の時と同じノリで1週間前くらいから勉強を始めても、結局時間が足りないまま前日夜に無理やり押し込み、、それでも全部はムリ。結果積み残しが出るわけです。
そしてそのままテストに突入、結果が悪くてもテストが明けたらまたいつもの忙しさに流されてテストの見直しもしない。積み残しはそのまま放置されます。
積み残したものがあれば、次の勉強の理解もしにくくなり、さらに積み残しが増える…ゾッとする負のスパイラルです。
中学から高校にかけての期間はいろいろな意味で成長著しい期間ですが、その成長は薄い紙を重ねていくくらいの小さな積み重ねの連続です。高校入学前後で劇的に急成長するわけではありません。
しかし、今まで述べてきたように高校での勉強は中学のそれとは質、量ともに違います。
まずは「違う」ということに気づくことが大切です。
中学の時と同じノリで勉強をしていても同じ成果は出ないということを知ってください。
「高校は出ておかなきゃ…」という言葉は、入ってしまえば高校3年間大事に目指し続ける目標ではないでしょう。
そもそもは高校受験生全体を包む空気みたいなもので、自分で考えたものではないのですから。
だからこそ今、自分だけの本当の高校生活の意味を考えるべきです。
中学生は成績の上下にかかわらず「高校進学」という一つの目標があり、深く考えなくてもそれに向かって突き進めばよかったわけですが、高校生は違います。
大学進学一つを取っても選択できる大学は日本全国、いえ世界まで広げることが可能です。
もちろん大学進学だけが進む道だとは限りません。
高校3年間のその次のステップ、そしてその先の自分の未来をしっかり考えたうえで、今足元にある高校の勉強を大切にしてほしいと思います。
特に伸びが大きかった二人に注目といいながら、一人目だけで長々と書いてしまったので、今回は二人目のBちゃんについて書いていきます。
Bちゃんが入塾したのは中学3年生の6月でした。お友達の紹介で体験授業に来たら、家のお隣の高校2年生のOさんがいました!
Oさんは小学生のときからずっとYou-学舎生です。Bちゃんのお母さんがYou-学舎に体験授業に行ったと言うと、Oさんのお母さんにも「いい塾よ〜!」と勧められたそうで、入会手続きをしたときには和気あいあいといった感じになりました。
7月後半からBちゃんにとって初めての夏期講習が始まりました。毎日たくさん頑張ってくれたなあと、Bちゃんの入退室記録を調べてみると、夏期講習期間中に塾で178時間以上過ごしていました!!学校が休みの間は1日平均6時間 塾で勉強していました。
もちろんずっと個別授業を受講していたわけではなく(個別指導でそんなことをしたら、すごい受講料になってしまいますからね)自習やモノグサも組み込んで長時間過ごしたのです。
先ほどリンクをはって紹介したAちゃんの記事にも出てきたサマーモノグサ(5教科の暗記や計算)は、Bちゃんも毎日取り組んでくれました。サマーモノグサって?という方は、先程の記事をご覧ください。こちらにもリンクを貼っておきます。
夏休みの社会の宿題は結構なボリュームで地理と歴史の復習プリントが出ていました。「受験対策」にそのまま活用できる内容で、休み明けテストもこのプリントから出題されます。9月の定期試験も夏休みの宿題プリントが試験範囲に入っていました。生徒全員分、こんな大量のコピーを気兼ねなくできるなんて、公立中学の先生が羨ましい!と思ってしまいました。
Bちゃんは自習で繰り返し、この宿題に取り組みました。また、モノグサをコツコツ進めた成果が重なって、夏休み後の模試で社会は偏差値13ポイントUPしました!!
数学は1〜2年生の関数と図形に絞りました。忘れていることも多くて、毎回新鮮な反応の授業!となりましたが、入試問題レベルまで進められました。また、データの授業も追加して、数学だけで12回の授業を組みました。
データの授業は今回新たな取り組みで、塾長の解説動画を見てから問題を解き、実際の授業は講師が横について指導するというスタイルでした。「データの授業って何を学ぶの?」と保護者様の世代には謎だと思います。是非こちらの記事をご覧ください。
社会で偏差値が10ポイント以上アップするのは珍しくありません。中学1〜2年の範囲で忘れていたことを覚え直せば一気に上がります。
ところが、Bちゃんは数学も偏差値が51から61に10ポイントアップしました!!
「データの活用」の正答率は100%!!夏期講習のデータ授業の効果があったのだと信じています!
さらに、前回の模試では50%だった計算の正答率も100%になりました!!
個別授業では関数や図形を優先したので、計算演習はモノグサを使って毎日10問、自走で演習してもらいました。たくさん問題を解いた成果が出ました!!
全教科上がったAちゃんと違い、Bちゃんは1〜2ポイント下がった科目もあったので、まだまだ課題はありますが、塾デビュー後にいい夏休みが過ごせました。2学期の中間テストも数学は手ごたえがあったそうで、結果が楽しみです。
2022年度の山田高校の入試分析
これはYou-学舎関係各所からの情報をもとにした独自の集計、分析ですので、正確な数値ではないことにご注意ください。
そしてあくまでも去年度の数値であることをふまえ、今年の目安としてお使いください。
2022年度 440点
山田高校は人気校なので例年倍率が高めなのですが、昨年(2021年度)は1.59倍という今までになり高倍率となりました。
今後も何かの拍子に上振れする可能性はありますから、目標点数プラスαを想定したほうがいいでしょう。
点数が低くなると、1点の違いがより合否に影響するので、取れるところで落とさないようにしましょう。
国語のB問題は山田高校受験者にとって、得点源の科目であることは変わりありません。
70点とることが出来れば、ほかの科目が多少楽になるでしょう。
しかし、今後の大学入試の動向を考えると
そろそろ国語も難化していく可能性も考えられます。
読解力、表現力の強化は意識すべきです。
一時期難易度が乱高下した数学B問題ですが、だいぶ安定してきました。
山田高校はB問題を受ける中では上位なので、平均点も高くなっています。
取りどころである、A面(表面)で満点を狙ってください。
頻出の「三平方の定理」は学校の進度の関係で
練習不足になりがちなので意識した対策が必須です!
英語B問題は年々難化傾向にあります。
B問題を採択する高校のレベルの幅(学力の差)はAやC問題に比べかなり広くなっています。
山田高校志望者はB問題レベルの中では上位に位置づけられます。
全体平均との比較から見ても山田高校受験者は英語力が高い傾向にあることがわかります。
B問題は読解力重視で、年々問題英文の長文化が進んでいます。
しかし、ただ単に長文を読みまくればいいというわけでありません。
各自のレベルに合わせた対策(単語中心、構文中心、文法中心)をしないと
全くの時間の無駄になりかねないから要注意!
一時期に比べると計算の問題数は減りましたが、単なる一問一答ではなく会話文や図表、グラフを取り入れた問題が増えてきています。
長い問題文やグラフは見た瞬間にあきらめてしまう人もいますが、落ち着いて読み取れば解ける問題もあるので絶対に落とさないこと。
共通問題であるが故C問題受験生対象の問題も入っています。
さすがにそのレベルは解けなくてもいいですが山田高校に合格するには
中レベルの計算問題は解けるようにすべきです!
2022年度 60点
山田高校に合格するためにはやった分だけ結果につながる社会は貴重な得点源です。
基礎知識重視の学習でミスを出さない対策を!
しかし大学入学共通テストの影響で全国的に難化の兆しが出てきている社会です。
今後の出題形式の変化や記述問題数増加は警戒が必要でしょう!
以上!
今後も少しずつですが更新していきますので、ぜひご覧ください!
2023年度入試の最新情報は随時アップしていきますのでしばらくお待ちください!
]]>普段は西院教室で実施するのですが、受験票を持って受付で手続きしたり、知らない受験生たちの中で試験を受けたりできるいい機会なので部活を引退した生徒たちには会場受験をお勧めしました。
ご近所の両洋高校が受験会場だったので、受験会場への移動も負担になりませんからね。
試験前日に友達同士で入試時間や持ち物などを再確認していた生徒たちが
先生、上履き持って帰るの忘れましたー。
と言ってきました。持ち物の欄に「上履き」と書かれていたのです。
お家のスリッパ持っていったらいいんじゃない?
家にスリッパないかもしれません。
なんてやり取りをしていると、今年の京都産業大学附属高校の入試に塾の青いスリッパを持って行ったHくんのことを思い出しました。
幸運の青いスリッパ?というわけで3人の生徒たちに塾の青いスリッパを貸しました。
今年の夏期講習では中学3年生たちに「サマーモノグサ」と称して30日分5科目の課題を配信し、
You-学舎のテスト対策(中学生)
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JUGEMテーマ:学問・学校
2022年度北千里高校の入試分析をしていきますが…
これは当塾の合格者のデータも踏まえた上での分析ですので、正確な数値ではないことにご注意ください。
そして、あくまでも2022年度の数値であることをふまえ、過去問を解く際の目安としてお使いください。
あくまでも目標でありボーダーではありません。内申などの関係で多少目標点数は前後します。
前年度に比べると倍率は若干落ちましたが目標点はほぼ変わらずです。
問題構成は特に変化はなく易化傾向が続いています。平均点も前年に比べると6点上昇。
北千里高校はB問題採択校の中でも上位に位置しているので、国語も得点源となります。
新傾向の「話し合いの空所補充」が出題されている。
グラフを読み取る作文や漢文の返り点は2021年には出題されていませんが2020年は出題されています。
新傾向にも注意はしつつ、過去問は複数年度しっかり解いておく必要があります。
問題構成に大きな変化はなく、内容的には基礎力強化、読解力に重点を置く傾向が強くなっています。
北千里高校はB問題採択の学校の中でも上位層に位置するので8割近い得点率を求められます。
特にA面(表面)で満点を狙ってください。
教科書改訂による新出の「仮定法」「原形不定詞」の両方が出題されました。
国語、数学と同じくB問題採択校の上位層に位置する北千里高校は高得点を狙う必要があります。
B問題は読解力重視ではありますが、ただ単に長文を読みまくればいいというわけでありません。
各自のレベルに合わせた対策(単語中心、構文中心、文法中心)をしないと
全くの時間の無駄になりかねないから要注意!
一時期に比べると計算の問題数は減りましたが、単なる一問一答ではなく会話文や図表、グラフを取り入れた問題が増えてきています。
長い問題文やグラフは見た瞬間にあきらめてしまう人もいますが、落ち着いて読み取れば解ける問題もあるので絶対に落とさないこと。
共通問題であるが故C問題受験生対象の問題も入っています。
さすがにそのレベルは解けなくてもいいですが北千里高校に合格するには
基本の計算問題は解けるようにすべきです!
本来取りにくいと言われる数学や理科に比べて社会の点数が低いのが最近の大阪公立入試の特徴です。
本来ならば学習を積み重ねた分結果の出やすい教科です。
北千里高校に合格するため社会は貴重な得点源になるはずです。
基礎知識重視の学習でミスを出さない対策を!
しかし「大学入学共通テスト」の影響で全国的に難化の兆しが出てきている社会です。
今後の出題形式の変化や記述問題数増加は警戒が必要でしょう!
以上!
今後も少しずつですが更新していきますので、ぜひご覧ください!
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JUGEMテーマ:教育
昨年の中学校教科書改訂で、それまで高校の数?で習っていた「四分位数と箱ひげ図」が中2の数学に降りてきました。
2012年以降の高校1年生の教科書に突如として現れたちょっと愛嬌のあるネーミングと図に、当時初めて目にした私は
「えっ、これ数学なの?」
と思ったものです。
今から10年前のことですから、現在中学生のお子さまをお持ちの親御さんでこれを高校で習っている方はまずいないはずですよね…
「箱ひげ図」はアメリカの統計学者ジョン・テューキーによって、1977年に作られた比較的新しいグラフです。
彼はそれまで学問としての数学の延長上にあった「統計学」を使って分析をしているなかで限界を感じ、より実践的なデータ分析を行うために「箱ひげ図」を考え出したのだそうです。
親世代は数学の単元の一つとして「確率・統計」というものは学習しているはずです。しかし学問というよりは実践に直結する、この「箱ひげ図」も含めての「データの活用」という教育を私たち大人は受けていません。
10年前を境にして、データ分析についての教育にギャップができたわけです。
そして2020年から始まった新指導要領に基づく教科書改訂で、小学1年生から知らず知らずのうちに「データ活用」を学ぶようになっているのです。日本を支える高い「データサイエンス」の力をもつ人材育成に、遅ればせながら国が本気を出して取り組み始めたというわけです。プログラミング教育が小学校で必修化されたのもこの流れです。
データ活用が今後ますます必要になっていくことを私たち大人も頭ではわかっていますが、仕事で活用している人以外は、いまいちピンとこない部分がある。何せデータ教育を受けていないもんで。
実は今回の教科書改訂以前から「データ活用」の学習は始まっていました。
しかし数学の教科書の一番最後に押しやられた、しかもページ数もちょこっとだけで、よって学年の最後に駆け足で進められる、何とも存在感薄の単元に対する私たち学習塾の対応も冷たかった。だってあんまりテストにも出ないから。
私たちもそうですが、学校の先生方も「データ教育」世代ではないわけですから、その単元のねらい、本質がぼやけてしまっていたわけです。
今回教科書改訂によって高校から中学に降りてきた「箱ひげ図」、昨年の公立高校入試では全国の約半数に近い都道府県が「四分位数と箱ひげ図」から出題がありました。
しかし我がYou-学舎がある大阪、京都では出題されていません。
業界内では「今年は出るゾ!」と言われており、You-学舎でもこの夏、受験対策の一環として教科を超えて「データ」をフィーチャリングしました。
特に数学の「四分位数と箱ひげ図」は、自らもう一度最初から学びなおし授業動画を作成いたしました!
今までは教科書や問題集に書いてある通りのことを丸呑みして、テストのための問題パターンとして教えており、どのように使われるものかという視点が全くありませんでした。
大反省です。
「データ」とは活用してナンボなのだと痛感しました。
今まで、面白くもなく印象に残らなかったのは、自分の生活につながっているという実感が得られなかったからです。
実際の活用の仕方がわかると理解も深まりました。
ですから動画でも、「学校のテストの平均点」を話題にしたり、ちょっと下世話ではありますが「金儲け」に例えてみたりして、データの活用は自分の生活、損得勘定に役立つことを伝えています。
今回はまずは四分位数と箱ひげ図の基本的な考え方の授業をお見せします。
「データ世代」以前の保護者様方も、今の子供がどんなことを学んでいるかは知っておいてもいいのではないか…いや、ぜひとも知っておくべきだと思います!
「数学」「統計」「データ」というワードにドン引きされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ド文系のワタクシが作った中学生向けのものなので、気軽に見ていただければと思っております。
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これは当塾の合格者のデータも踏まえた上での分析ですので、正確な数値ではないことにご注意ください。
そしてあくまで2022年度の数値であることをふまえ、過去問の目標点としてお使いください。
前年度に比べると倍率は少し上がりましたが目標点はほぼ変わらずです。
高槻北高校の平均点自体はほぼ横ばいではありますが、得点源の科目であることは変わりありません。
しかし、今後の大学入試の動向を考えると、
そろそろ国語も難化していく可能性も考えられます。
読解力、表現力の強化は意識すべきです。
高槻北高校はB問題を採択する学校群の真ん中より少し上の位置におり、基本的な問題を落とすと命取りになります。
B問題はA面(表面)で満点を狙ってください。
頻出の「三平方の定理」は学校の進度の関係で
練習不足になりがちなので意識した対策が必須!
B問題を採択する高校のレベルの幅(学力の差)はAやC問題に比べかなり広いです。
高槻北高校志望者はB問題レベルの中では中位の上に位置づけられます。
B問題は読解力重視ではありますが、ただ単に長文を読みまくればいいというわけでありません。
各自のレベルに合わせた対策(単語中心、構文中心、文法中心)をしないと
全くの時間の無駄になりかねないから要注意!
一時期に比べると計算の問題数は減りましたが、単なる一問一答ではなく会話文や図表、グラフを取り入れた問題が増えてきています。
長い問題文やグラフは見た瞬間にあきらめてしまう人もいますが、落ち着いて読み取れば解ける問題もあるので絶対に落とさないこと。
共通問題であるが故C問題受験生対象の問題も入っています。
さすがにそのレベルは解けなくてもいいですが高槻北高校に合格するには
中レベルの計算問題は解けるようにすべきです!
本来取りにくいと言われる数学や理科に比べて社会の点数が低いのが最近の大阪公立入試の特徴です。
本来ならば学習を積み重ねた分結果の出やすい教科です。
高槻北高校に合格するため社会は貴重な得点源になるはずです。
基礎知識重視の学習でミスを出さない対策を!
しかし「大学入学共通テスト」の影響で全国的に難化の兆しが出てきている社会です。
今後の出題形式の変化や記述問題数増加は警戒が必要でしょう!
以上!
今後も少しずつですが更新していきますので、ぜひご覧ください!
]]>JUGEMテーマ:学問・学校
2022年度三島高校の入試分析をしていきますが…
これは当塾の合格者のデータも踏まえた上での分析ですので、正確な数値ではないことにご注意ください。
そしてあくまでも2022年度の数値であることをふまえ、今年の目安としてお使いください。
昨年に比べて倍率が上がったこともあり、目標点も40点ほどアップしています。
また2021年度から数学がB問題に変わったことも合格平均点を上げる大きな原因になっていると思われます。
国語だけはC問題のままなので英語、数学に比べると合格平均点が低くなっています。
記述の半数以上が書き抜きで記述文字数も減。解きやすい問題が多いように思われますが、読解問題は抽象的な内容が多く、問われた内容について本文から読み取って文にまとめる問題で苦戦したようです。
B問題に変更になってから合格平均点が跳ね上がりました。
三島高校はB問題採択の学校の中で上位層にあるので、合格のための得点源となると思われます。
問題構成に特に変化はなく、内容は基礎力強化と読解力に重点を置く傾向が強くなっています。
数学と同じくB問題採択校のトップレベルに位置していうので目標点は高くなっています。
教科書改訂による新出の「仮定法」「原形不定詞」の両方が出題されました。
英作文は2021年からそれまでの「30語程度」の作文から「10語」「20語」程度の2つの文に変わったことで簡単になっています。
中1〜2年の学習内容からの出題が中心でした。
授業場面をベースとした問題で構成され、文章量が多く読まなければ解けない問題が多くありました。
文章量に圧倒されず、問われていることを速く、正確につかむ練習が必要です。
共通問題である社会は一番点数の取りやすい試験です。理科のように大幅な難化も今のところありません。
三島高校に合格するためには、英語、数学で点が稼げない分、社会は特に重要です。
基礎知識重視の学習でミスを出さない対策を!
以上!
今後も少しずつですが更新していきますので、ぜひご覧ください!
]]>JUGEMテーマ:学問・学校
2022年度摂津高校の入試分析
これは当塾の合格者のデータもふまえた上での分析ですので、正確な数値ではないことにご注意ください。
そしてあくまでも2022年度の数値であることをふまえ、過去問を解く際の目標点としてお使いください。
昨年(2021年度)に比べ倍率は下がりましたが、目標点数はすこし上がっています。
摂津高校にとって、得点源の科目であることは変わりありません。
しかし、今後の大学入試の動向の影響を考えると、
そろそろ国語も難化していく可能性も考えられます。
読解力、表現力の強化は意識すべきです。
摂津高校受験者はB問題のA面(表面)で満点を狙ってください。
頻出の「三平方の定理」は学校の進度の関係で
練習不足になりがちなので意識した対策が必須!
実はB問題を採択する高校のレベルの幅(学力の差)はAやC問題に比べ、かなり広いです。
摂津高校志望者にとってB問題レベルはやや難しいと言えるでしょう。
全体平均との比較を見ても摂津高校受験者は英語力はやや低いことがわかります。
B問題は読解力重視ではありますが、ただ単に長文を読みまくればいいというわけでありません。
各自のレベルに合わせた対策(単語中心、構文中心、文法中心)をしないと
全くの時間の無駄になりかねないから要注意です!
一時期に比べると計算の問題数は減りましたが、単なる一問一答ではなく会話文や図表、グラフを取り入れた問題が増えてきています。
長い問題文やグラフ問題はみた瞬間にあきらめてしまう人もいますが、落ち着いて読み取れば解ける問題もあるので絶対に落とさないこと。
共通問題であるが故C問題受験生対象の問題も入っています。
さすがにそのレベルは解けなくてもいいですが摂津高校に合格するには
基本の計算問題は解けるようにすべきです!
本来取りにくいと言われる数学や理科に比べて社会の点数が低いのが最近の大阪公立入試の特徴です。
本来ならば学習を積み重ねた分結果の出やすい教科です。
摂津高校に合格するためには本来社会は貴重な得点源になるはず。
基礎知識重視の学習でミスを出さない対策を!
しかし「大学入試改革」の影響で全国的に難化の兆しが出てきている社会です。
今後の出題形式の変化や記述問題数増加は警戒が必要でしょう!
以上!
今後も少しずつですが更新していきますので、ぜひご覧ください!
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