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【2020京都高校入試】令和2年度公立高校中期入試 理科解説速報!

 高校受験情報(京都府)

2020年度(令和2年度)の中期入試が終了しました!受験生の皆さん、お疲れ様でした。今年の理科も大問は8題で問題数は20問という例年通りの出題でした。生物、地学、化学、物理からまんべんなく各2題ずつ出題されるのもいつも通りですね。では、早速大問ごとに解説していきたいと思います。

1.消化液の働き

「中学校で実験すると、班の誰の唾液を使うかで揉める」でおなじみのデンプンの分解実験です。問題集でもよく見る形の問題なので正答率は高かったのではないかと思います。糖の存在を確かめるベネジクト液を使った実験は行っていないので、その分だいぶ解きやすかったのではないでしょうか。

 

実験概要

デンプンと水、デンプンと唾液を試験管に入れて人肌に温めたら、唾液を入れたほうはデンプンから糖に分解されるよ!という実験です。

(1)ウ

ヨウ素液で反応するのは、デンプンですね!デンプンにヨウ素液を垂らすと、青紫色に変色します。また、唾液に含まれているのはアミラーゼという消化酵素です。ペプシンは、胃液に含まれていてたんぱく質を分解する酵素です。

(2)Z、W、ウ

ブドウ糖を吸収するのは小腸、蓄えるのは肝臓です。言葉では覚えていても、図になるとわからないという人もいたかもしれません…。Wが肝臓、Xが胃、Yが大腸、Zが小腸です。Zの指す線が分かりにくいですよね。ちょっと意地悪かも…。

 

選択肢も一つずつ見ていきましょう。

ア、胃液はたんぱく質を分解するペプシンという酵素が含まれています。

イ、胆汁は消化酵素が含まれませんが、脂肪が水に混ざりやすくなるようにする働きがあります。

エ、唾液に含まれている消化酵素はアミラーゼのみ。デンプンを糖に分解するだけです。

2.遺伝のしくみ

(1)ア、ぶんりの法則

エンドウの形(丸、しわ)で優性なのは丸ですね。受験生であれば知っていると思いますが、もし知らなくても大丈夫。丸としわを掛け合わせてできた子を自家受粉させると、孫の代でできた種子は全て丸でした。丸が優性であることは、ここからも明らかですね。丸の純系のエンドウは優性遺伝子を2つ持っていることになるので、AAが正解です。

また、減数分裂でそれぞれ違う細胞に遺伝子が分かれることを「分離の法則」といいます。

(2)ウ

操作い箸操作△箸いΩ世なが分かりにくければ、図にしておきましょうね。操作△任蓮⊇齋呂隆櫃判齋呂里靴錣魍櫃厩腓錣擦織┘鵐疋Δ亮鏤劼鯆瓦戮泙靴拭AAとaaの子は、すべてAaになります。操作い任Aaのエンドウを自家受粉してできたエンドウの種子をしらべました。AaとAaをかけあわせてできるエンドウはAA:Aa:aa=1:2:1になります。つまりAaは全体の半分。割合で言うと1/2ですね。

(3)ア、イ、エ、

遺伝子に関する知識問題です。すべて正しく選ぶのは難しかったのではないでしょうか。完全解答なので、1つでも間違えると点数になりません。自信がなかったら時間をかけてはいけない問題ですね。

 

正解以外の選択肢を見てみましょう。

ウ、植物には、無性生殖である栄養生殖で増えるものがいました。イモ類やイチゴ、球根で増える植物がそうでしたね。その場合、親と子の遺伝子はまったく同じになります。

オ、染色体の複製は、細胞の中心で行われます。細胞の中心で分裂し2倍になった染色体が2つの細胞それぞれに収まります。

3.星の動き

(1)こうせい、エ

太陽のように、自分自身が光る星を恒星と言います。地球のように恒星の周りをまわり、恒星の光を受けて光るのが惑星ですね。星座を作る恒星はすべて太陽系以外から遠く離れたところにあります。太陽系の中に太陽以外の恒星はありません!明るい星ほど数字が小さくなり、なんとシリウスやアルクトゥルスは0等星よりも明るいマイナス等級の星なんですよ。

(2)イ

夜空にカメラを固定して、星の動きを観測する問題は今までに何度か解いたことがあると思います。が!天頂にカメラを向けるというパターンは初めての人がいたのではないでしょうか。

まず星は東から西に移っていくので、ア、イの2つに絞りましょう。次に、ア、イのカーブの描き方に注目しましょう。アは南を中心とした円、イは北を中心とした円に見えませんか?東西南北別の星の動きを思い出してみると、北は円を描いていましたね。あの円は北の空だけでなく東西、そして南の空にまで広がっています。北半球では、地軸を延長した北側の空に星が円運動をする中心があるんです。

4.前線、天気図

(1)ていたい前線

問題で示されている天気図は3月7日のものですが、聞かれているのは3月5日にあった前線です。図を見ても分からないので、文を読んで考えましょう。ポイントは「ほとんど動かない」ということです。動かない前線と言えば停滞前線ですね!

(2)キ→ウ→オ

前線Aは寒冷前線ですね。寒冷前線で雨が降る過程を考えればいいんですが、選択肢が多すぎてわかりにくいですね…。色々な解き方があると思いますが、順序は後にして寒冷前線に関係する選択肢を3つ選んでしまうのがいいと思います。寒冷前線のことを言っているのは、ウ、オ、キですね。後は、並びかえましょう。

 

ちなみに、地点X付近での大気の流れは、エ→イ→カ、前線Aでの雨の降る過程は、ア→ク→ケです。

(3)海面より高い

天気図上の気圧は、海面を基準にしています。それよりも標高が高ければ気圧は小さくなり、標高が低ければ気圧は大きくなります。

5.化合と質量変化,酸化

実験概要

マグネシウムを2分間加熱し酸化させる。酸素に触れていたのは表面だけだから、表面のマグネシウムだけが酸化されますね。そこでよくかき混ぜて再加熱を繰り返すと、マグネシウムが完全に酸化するよ。完全に酸化してから質量を測ったよ。マグネシウムの質量を変えて、実験した結果を表にまとめたよー。という実験です。

 

(1)ア、エ、オ

金属は分子をつくることができません。Cu、Naは金属なので、イ、ウは分子ではありません。

(2)2.8g

マグネシウムと酸素が完全に化合した時の質量を見てみましょう。マグネシウム0.3gで酸化マグネシウムが0.5gで3:5ですね。他の質量の実験結果を見ても、すべてマグネシウム:酸化マグネシウムは3:5です。つまり、マグネシウム:酸素:酸化マグネシウム=3:2:5ですね。2:5=x:7を解けば、7gの酸化マグネシウムが得られるときに必要な酸素の質量がわかります。問題で問われているのがマグネシウムではなく、酸素の質量であることに気を付けてくださいね。

(3)1.6g

マグネシウムはもともと2.1gあったので、酸化マグネシウムの質量を求めることができますね。過熱後の全体の質量5.5gから酸化マグネシウムの質量を引いた数字が、酸化銅の質量です。銅と酸化銅の質量比は4:5という数字も問題中にあるので、酸化銅の質量が分かれば、もともとあった銅の質量が出せます。

では、計算してみましょう。

マグネシウム:酸化マグネシウム=3:5=2.1:xを解くと、酸化マグネシウムの質量は、3.5gだとわかります。酸化マグネシウムと酸化銅の混合物5.5gから3.5gをひくと、酸化銅は2.0gだとわかります。銅:酸化銅=4:5ですから、4:5=x:2.0でxは1.6gとわかります。

6.水とエタノールの蒸留

実験概要

こちらも、中1でおなじみの蒸留の実験ですね。エタノールの沸点(気体になる温度)が水よりも低いことを利用して、エタノールと水の混合物からエタノールを取り出すよーという実験です。

(1)イ、キ

エタノールが先に取り出され、水は後から取り出されるので、水が多いのは試験管Cですね。実験概要に書いてしまいましたが、エタノールの方が沸点が低いです。融点は個体が液体になる温度です。この問題では関係ないですね。

(2)ウ

サバイバル術のような実験ですね(笑)覚えておくと、無人島でも道具さえあれば真水を手に入れることができますね。海水から真水を取り出すためには、海水を熱して水だけを気化させてから、ボウルの冷水で温度を下げて塩がないところに集めればいいんです。ボウルの丸みを利用すれば、水滴がボウルを伝って真ん中のビーカーに集まりますね。

7.音、モノコード実験

実験概要

モノコードの弦の長さを変えて、音を発生させて波形を観察したよ、何が変わるかな?という実験ですね。

 

(1)イ

波1つが4目盛り分ですね。1目盛りが0.0005秒なので、4目盛りで0.002秒です。ヘルツは1秒間の波の数でしたね。1秒間は0.002秒の500倍。つまり、波が500個入るということになるので、振動数は500ヘルツです。

(2)イ

計算が必要な(1)よりも簡単ですね。解けましたか?弦は長ければ長いほど、低い音になり振動数は少なくなります。振動数が少なくなったと文中にあるので、弦は短くなり、音が低くなったとわかります。

8.物体の力、速さ

実験概要

レールで作った斜面に球を転がして連続写真を撮って移動距離を観察したよ、だんだん早くなるよね、という問題ですね。

(1)秒速75cm

平均の速さは、距離÷時間で出せますが、0.1秒間の移動距離が7.5cmなので1秒間に進む距離は10倍すると考えると簡単に出せますね。75cmです。

(2)1.2秒

0.4秒以降0.1秒ごとの移動距離が12cmになり、等速直線運動になったことがわかります。斜面が終わり、水平面に移ったんですね。(1)と同じく、数学ではないので複雑な数式を立てて考えるのはやめましょう。120cm-72cmは残り48cmです。あと、0.4秒間で移動する距離ですね。0.8秒+0.4秒=1.2秒と考えるのが簡単ですね。

(3)ア、エ

0.1秒〜0.3秒は斜面、0.6〜0.8秒は水平面を移動しているときです。この球に働いているのは、重力だけです。斜面を転がっているときは、重力の分力が水平方向にも働いていますが、重力は場所によって変化しないと考えて構いません。一定の大きさで働き続けます。水平面を転がっているときには、重力の分力もなくなってしまうので力は働いていません。運動している方向に力がはたらくと速さが変化すると覚えてくださいね。

講師

どうにか、理科も間に合ってよかったです!

明日、他の科目もアップできるといいんですけど…。

がんばります!

この文は尾花が書きました。

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