【京都高校入試】2020嵯峨野こすもす英語長文全訳 赤ちゃんはおなかの中で言葉を聞いているか?
今回は、2020年度の嵯峨野こすもすの入試問題、英語の二つめの長文を全文和訳しようと思います。二文目は例年通り説明的な文でした。では、全文和訳を見ていきましょう。
本文全訳
第1パラグラフ
こんにちは、みなさん。今日は私の調査について発表したいと思います。
第2パラグラフ
昨年、私の姉が赤ちゃんを産みました。彼女が妊娠している間、彼女と彼女の夫は赤ちゃんについての本をよく読んで、赤ちゃんは生まれる前でも彼らの言っていることが聞こえると言っていました。
第3パラグラフ
私はこれについて真剣に考え始め、多くの科学的な調査の論文が赤ちゃんは生まれる前から両親の声を聞くことができることを示してきたことを発見しました。その後、私は赤ちゃんがどうやって言語を学ぶのかについて考え始めました。だから私はそれについてもっと調べることを決心しました。
第4パラグラフ
私は、どうやって赤ちゃんが言語を習得するか、を示すたくさんの色々な調査の論文を読みました。そこにはたくさんの情報がありました。科学者が、赤ちゃんはいつも聞いている言語の発音を簡単に聞き分けることができると考えていると学びました。赤ちゃんが1歳になる前から母語の技能は発達し始め、生まれる前からお母さんの声を聞き分けていることも学びました。
第5パラグラフ
私はいくつかの最新の研究で赤ちゃんが生まれる前から言語を習得し始めているかもしれないことが示されていることも発見しました。私が読んだ研究論文のなかで、科学者たちは、赤ちゃんがお母さんの使う言語を理解しているかどうかを確認するために、生まれて4日以内の赤ちゃんを調査しました。彼らは、違う言語の2国を選んで、そこの赤ちゃんを調査しました。
第6パラグラフ
科学者は、生後7〜75時間の80人の赤ちゃんを調査しました。赤ちゃんの50%がアメリカ、他の赤ちゃんはスウェーデンの出身です。科学者は、お母さんの言語と彼らが知らない言語を聞いた時の赤ちゃんの反応を見たいと思っていました。このために、彼らは赤ちゃんに聞かせるための音声ファイルをコンピュータで再生しました。コンピュータファイル上の音声はそれぞれの言語に見られる典型的な言葉です。例えば、英語では"a" "e" "i" "o" "u"です。
第7パラグラフ
科学者は赤ちゃんがおしゃぶりをしゃぶっている間に、赤ちゃんに聞かせるための音声を再生しました。赤ちゃんは、耳元に置かれた小さなスピーカーから英語とスウェーデン語の音声を聞きました。赤ちゃんがおしゃぶりをしゃぶっているとき、コンピュータは彼らの行動を記録しました。もし彼らが生まれる前に聞いていた言語に対し反応したら、おそらくその音声がお母さんの言語の発音であることを理解できるということを意味します。
第8パラグラフ
科学者は、赤ちゃんが彼らのお母さんが話したのと同じ言語を聞いたときに、おしゃぶりをしゃぶるのをやめることを発見しました。彼らは違う言語の音声を聞いたとき、おしゃぶりをしゃぶり続け音を聞くためにおしゃぶりをやめることがありませんでした。彼らは異なる言語の音声を聞いたときに、異なる反応をしたんです!科学者は、おそらく赤ちゃんがその言語を聞こうとしていて、もっとよく聞くためにおしゃぶりをやめるのだと思いました。
第9パラグラフ
もちろん赤ちゃんがどのように言語を習得するかを発見するためにはもっとたくさんの調査が必要ですが、私は読んだ調査のすべてが興味深いと思いました。赤ちゃんが生まれる前から言語を習得し始めることを知って驚きました。お母さんの言語の発音を聞き分けることは、言語を学ぶ最初のステップです。もし、もっと赤ちゃんを調査できたら、人間が人生の始まりにどうやってとても簡単に言語を習得できるのかさえ発見することができるかもしれません。
まとめ
同じ単語やセンテンスの繰り返しが多く、混乱した人もいるのではないでしょうか?特に、実験について述べている部分は読みにくかったのでは…?
科学者は、英語圏とスウェーデン語圏の赤ちゃんに、英語とスウェーデン語の音声を聞かせて反応を見たということが読み取れましたか?結果、英語圏の赤ちゃんは英語の音声に、スウェーデン語圏の赤ちゃんはスウェーデン語の音声に反応したので言語を聞き分けているねー、ということでした。
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