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【中3】最近流行りの読み取り問題の鉄則って?

 千里山教室

JUGEMテーマ:教育

 

最近流行りの読み取り問題って知ってる?

読み取り問題とは

学校では詳しくは習わないが、問題文の中に必要な情報が全て書かれている問題です。

知識を必要とせず、文章を読み取り、書かれている操作を行うことができれば正解できます。

この手の問題が、最近では多くなっており、暗記だけでは乗り越えられない問題が増えています。

 

 

文章問題を見たときには必ず必要な情報とそうでない情報の選択を

理科の例題

人が水中で浮かぶ理由について発表することになった二人の会話を読み、問いに答えなさい。

生徒A:物が水中にあるとき、上向きの力を受けるっていうのがあったよね。

生徒B:確か浮力って言うんだよね。水に浮くのはこれがあるからだね。

生徒A:人によっては水中で浮かべたり、沈んだりするよね。なんでかな?

生徒B:大きい人が沈むってわけでもなさそうだよね。

生徒A:そういえば、海だとプールより楽に浮かべるね。水によっても違うのかな。

生徒B:浮力は、水の違いや、人や物の大きさや重さの違いによって変わりそうだね。

生徒A:よし、ちょっと調べてみようか。

 

2人はインターネットを使い調べることにした。

生徒B:浮力は液体に沈んでいる体積が大きいほど大きいらしいよ。

生徒A:液体の密度によっても変わると書いてあるね。

生徒B:重力によっても変わるとあるよ。

生徒A:でも重力は地球だったら同じでしょ?

生徒B:じゃあ、今回はあまり考えなくても良いのかな。

生徒A:そうだね。今回は、プールと海水の違い、人による違いに着目しよう。

生徒B:そうすると水の違いは密度の違い、人の違いは体積ってことになるのかな。

生徒A:でも、そうだとすると大きい人ほど浮きやすいように思うけど

生徒B:わかった。体重だ。僕たちには常に重力が働いているよ。体重も関係あるんじゃないかな。

生徒A:そうか。力のつり合いだ。確か一直線上に同じ大きさの力で反対向きに働いていればいいんだよね。

生徒B:体重と浮力がつり合うことで浮かぶことができるってことか。これなら浮き輪の理屈もわかるね。

生徒A:沈んでしまう人でも、浮き輪があると簡単に浮くのは、浮き輪は大きくて軽いから、ってことだね。

生徒B:重さをあまり増やさずに、体積を大きくして浮力を大きくしてつり合わせていると。

生徒A:よし、人が水中で浮かぶ理由は分かったから、あとは密度について調べておこう。

生徒B:えーと、水の密度が1g/立法cmで海水の密度が1.03g/立法cmか

生徒A:ちょっとしか違わないんだね。意外だ。

生徒B:このちょっとの違いで浮きやすさが違うんだね。

 

問 生徒Aが浮き輪を使わずに、水に浮かんでいる場合と、海水に浮かんでいる場合とでは、どちらの方が大きい浮力を受けているか。

A 水 

B 海水 

C どちらも同じ

 

はい、Cが答えですね。

答えの理由は、生徒Bのこの発言、「体重と浮力がつり合うことで浮かぶことができるってことか。」

つまり、浮力が体重と同じ力のときに、人は浮かぶということです。生徒Aの体重は変化しないので浮いている以上は同じ浮力です。

つり合いに関しても定義を書いているので、そこを読めば覚えていなくても解くことができます。

 

拾うべき情報とは?

こういうときに拾うべき情報は、事実だとわかる文章です。

それ以外の要らない文章に関しては、一読した際に線を引いておいても良いでしょう。

見返すべき文章と、そうでない文章の区別は大切です。

今回の文章ではインターネットで調べるまでは、単なる憶測です。一切必要のない情報ですから、消してしまってかまわないということになります。

ある程度慣れてしまえば必要な情報とそうでない情報は区別が付けられます。

今回は生徒同士の会話でしたが、例えば、先生との会話の場合だと先生の発言に嘘はないと読めます。

あとグラフは必ず読みます。間違ったグラフが提示されることも、ほとんどありません。むしろ、グラフを読むだけで答えが分かり、文章を読む必要が一切ない場合すらあります。

 

どういうことをやるべきなの?

グラフの読み取りは必須

単純にグラフの読み方を覚えたり、グラフの特徴をつかむことを練習することが大切です。

何についてのグラフなのか、出てきている数字は何を表しているのか。

そういったことを正確に読み取れるようになりましょう。

 

あとは、やはり読解力。これだけ文章が続いた場合でも時間をかけたくはありません。文章を素早く読めるようにしておく必要があります。語彙力も必要です。たまに、この言葉を知らないのか。と愕然とするような語彙を生徒が知らないこともあります。中学生だし教科書にも書いてある言葉だから知ってるでしょ。と油断するのは禁物です。

 

ちゃぶ台返しではあるけども

読み取り問題は読めばわかる問題です。しかし、プラスアルファの知識で文章を読むことなく答えることもできます。

今回の問題も、「同じ物体であれば、浮いている以上は浮力は変わらない」ということを知っていれば、問題文を読み返すことなく答えることも可能です。

理科が好きで、こういう理論が好きな人は、休憩がてらに知識を入れるのも一つの手です。

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この記事はたきもとが書きました。