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【読解力】国際学習到達度調査(PISA)で浮き彫りになったこと

 高校生の勉強法

 

「国際学力調査」ともよばれている「PISA」(Programme for International Student Assessment)ですが、

「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」の3つの分野で選択式問題と記述式問題が出題されます。

結果は問題ごとにコンピューターが計算するものと、採点者が添削するものの2つなっています。

 

特に採点者が採点する部分については、

解答までのプロセスや概念理解が重視されており、

正答でなくても途中までの解答内容によっては部分点が与えられる形式となっています。

 

 

 

読解力低下は、活字離れの影響なのか?

 

本などをよく読む生徒と、そうでない生徒の読解力平均点が発表されてます。

 

【雑誌】

よく読む 読まない
502 506
世界平均 494 世界平均 490

 

【マンガ】

よく読む 読まない
518 489
世界平均 492 世界平均 491

 

【フィクション】

よく読む 読まない
531 486
世界平均 523 世界平均 480

 

【新聞】

よく読む 読まない
531 498
世界平均 497 世界平均489

 

 

よく読む(読む)生徒の方が、世界平均よりもポイントが高いことが見て取れますね。

 

日本の順位はどう変わってきたのでしょう?

 

2012年 4位 (過去最高)
2015年 8位  ↓
2018年 15位  ↓

 

 

明らかに順位が下がってきていますね。

 

試験の方法については、

2015年度から導入されたパソコンによるテスト形式に不慣れなため、

順位が下がったとの声もあったそうです。

比較的記述が多いこのテストは、選択式になれている日本の生徒には難しいという分析もありました。

 

 

世界のトップはやはりあの国だった?

 

【読解力】

1 北京・上海・江蘇・浙江(中国は4会場) 555
2 シンガポール 549
3 マカオ 525
4 香港 524
5 エストニア 523
6 カナダ 520
7 フィンランド 520
8 アイルランド 518
9 韓国 514
10 ポーランド 512

 

前述のとおり、日本は圏外の15位でした。

 

 

【数学的応用力】

1 北京・上海・江蘇・浙江(中国は4会場) 591
2 シンガポール 569
3 マカオ 558
4 香港 551
5 台湾 531
6 日本 527
7 韓国 526
8 エストニア 523
9 オランダ 519
10 ポーランド 516

 

 

【科学的応用力】

1 北京・上海・江蘇・浙江(中国は4会場) 590
2 シンガポール 551
3 マカオ 544
4 エストニア 530
5 日本 529
6 フィンランド 522
7 韓国 519
8 カナダ 518
9 香港 517
10 台湾 516

 

 

中国がぶっちぎりの1位でしたね。

人口差で考えると、我々の10倍を超えているので、仕方ないかも…

 

シンガポール、エストニア、香港、韓国、台湾といった国が

どのランキングにも入っていることをみると、学習環境の整備も学力に関係しているのでしょう。

 

 

読書離れを食い止めるために、できることはあるのか?

 

日本の高校生の読書離れは進む一方で、

活字そのものに触れる機会が減っていることが原因としてあげられています。

 

スマホやタブレットを活用しているが、

SNSを中心とした利用が主立っており、文章に触れているといっても

情報を流し読みしているにすぎないわけで、本を手に取る機会が少ないのであれば、

「電子媒体を活用して、本を読む習慣」を定着していく働きかけが必要ですね。

 

小説など、紙のページを一枚一枚めくりながら

次はどんな展開になるのかわくわくする感覚はやや少なくなるかもしれない。

しかし、タブレットやスマホでも十分そういった手軽さをもって読書をする習慣が身につけば

将来的には、筋道立てて考えたりする「論理的思考」を養うことも可能でしょう。

 

 

やはり、道具は使い方次第なのですね。

 

 

この記事は、おおた が書きました。