西ノ京中1・四条中1英語テストのポイント
中学1年生の2学期は正念場!!小学生の頃から英語の授業があるので、今の子たちは中学1年生の最初から英語が嫌いというケースもチラホラあります。でも、英語が苦手になるかどうかの大きな分かれ目は中学1年生の2学期です。
9月に西ノ京中学と四条中学のテストが終わり、結果も出そろいました。結果はどうでしたか?今一つだったなあ、という人。次のテストへの取り組みが分かれ道になります。
テストの傾向を分析したので、参考にしてみてください。
テスト範囲はどちらの中学もほぼ同じ
西ノ京中学のテスト範囲
教科書p.38〜57 Unit3 Unit4 自己紹介
エイゴラボp.22〜39
四条中学のテスト範囲
教科書p.38〜51
エイゴラボp.22〜37
珍しくほぼ同じテスト範囲ですね。
両方の学校が同じ問題集、エイゴラボを採用しているので、先生の好みも一緒でしょうか??
西ノ京中学のテストはどうやってとる?
学習のポイントをチェックしよう
西ノ京中学のテスト範囲表の学習のポイントには
・教科書を何度も音読し、範囲の単語、英文は書けるようにする。
・一般動詞、複数形についての問題(おもにラボ)を解けるようにしておく。
・夏休みの宿題で書いた自己紹介文を書けるようにしておく。
・Bera-Bera Englishの文章を書けるようにしておく。
と書いてあります。
夏休みの宿題からそのまま出題
実際のテストを見てみると、 学習のポイントに忠実に出題してくれていました。
リスニングの配点が21点で、リスニングテストの次にすぐ「自己紹介文」が出題されていました。
自分の名前や年齢、好きなことなど、指定された条件に従って5文書く問題です。
前もって準備できて、10点配点なので、サービス問題ですね。
教科書の単語や英文を覚えれば20点は取れる
「範囲の単語、英文は書けるようにする」とありますが、 単語や教科書やプリントの文を覚えていれば正解できる問題が20点ほどあります。 一見長文問題に見えても、単語を覚えていれば得点できる問題が散りばめられていますね。これに気付けば、次回のテストに向けて単語を覚える気が湧いてきますね。
理解力を問う問題もしっかりある
「学習のポイント」にある「複数形」の問題もしっかり出題されています。
単に複数形にしなさい。という問題ではなく文中の( )内の単語を適切な形に直す問題で、 「直さなくてもよい場合は、そのまま書きなさい」 とあるので、単純に複数形にするだけではダメですね。ここでは、しっかりした理解力が問われます。
会話文も多いけれど点数は取りやすい
長文(会話文)問題が3つ出題されていて、見た目で諦めてしまいそうですが、実は基本をしっかり抑えていれば英語が苦手な生徒でもある程度得点しやすいテストでした。英語が得意な子は筆記問題は楽に9割以上取れそうですね。
西ノ京中学1年生の英語対策は、文法の理解はもちろん、 教科書の音読を繰り返して単語や表現などをしっかり覚えること ですね。
四条中学校のテストはどうやってとる?
次に四条中学のテストを見ていきます。
・夏休み前に学習した内容は復習しておくこと
・名詞の複数形の作り方をマスターする
・数字を英語で書けるようにする
と書いてあります。
実際のテストを見てみるとリスニングテストの配点は15点と少し低めです。
最初に単語問題(英語→日本語、日本語→英語)が出題されています。これだけで10点あるので、四条中1年生の点取りポイントは、まず単語ですね。教科書に出ている単語はしっかり覚えておきたいです
四条中学のテストでも西ノ京中学のテスト同様、英文中の( )内の語を適する形に変える問題で、 「ただし、かえる必要がないものはそのまま書きなさい」 とあります。単数複数だけでなく、1学期の内容も広く問われる問題が全部で5問です。いい問題ですが、しっかりと理解できていないと全問正解はできない問題です。
公立前期入試と同じパターンの問題が出た
イラストを見てその場面に合うセリフを考えて英文を作る問題は、 京都の公立前期と同じパターンです。実践的なテストですね。 中1のうちから、こういう問題に慣れておくといいですね。問題数は2問で、そんなに難しくないのでミスせずに4点しっかりゲットしたいです。
満点を取るのが難しい英作文問題が出た
面白いなと思ったのは、ハンバーガーショップのメニュー表を見て、与えられた条件をもとに好きな商品を注文する英文を答える問題です。
ホットドッグ 150円
ハンバーガー 200円
チーズバーガー 300円
アップルパイ 170円
コーラ 120円
アップルジュース 150円
メニュー表はこのようなラインナップで、もちろん実際のテストには英語で書かれています。
条件は
・1000円以内で好きな商品を注文すること
・食べ物と飲み物、両方注文すること
・一つの商品につき2個以上注文すること
・数字は必ず英語で書きなさい
などとあります。
「コーラ2つ」注文する場合は 「two colas」 ではな 「two cups of cola」と言わなければならないですし、数字の綴りミスも出そうです。 配点が4点の問題ですが、細かいミスをして部分点になってしまった人が多いのではないでしょうか?
中1から実践的な入試問題に近い内容!
長文(会話文)も中1にしては、ちょっと長めのものが2問出ています。文章内容が読み取れているかを問われる正誤問題もそれぞれの問題に出ていて、やはり 実践的な入試問題に1年生のうちから慣れる ように意識して問題を作っているのでしょう。
英語で答える問題には必ず「2語以上の英文で」と書かれていて先生のこだわりが感じられます。単語やYES/NOだけで答えてはダメですと、いう先生からのメッセージですね。
なかなか高得点を取るのは難しいテストだと思います。でも平均点は58点と、そこまで低くはないですね。
会話文の中の日本語を英語に直す問題では、英文の( )埋め問題になっていたり、基本的な文法問題や並び替えもあるので、しっかりと準備をすればある程度までは取れるようにテストを作ってくれています。
両方の中学で共通の表現が出題された!
両方の学校の共通して出題された表現は「〇〇を家に持って帰る」でした。英作文だったり、( )埋めだったり出題パターンは違いますが、これからテストを受ける京都市の中学1年生は、この表現をチェックしておいてください。この記事を読んでくれた保護者の方は、お子様にお伝えくださいね。
この記事は、なみまつが書きました。