You-学舎は、大阪(茨木・南茨木・千里山)、京都(西院・太秦)の個別指導・学習塾です。

【国語の課題】中学生も「主語」と「述語」が分かっていなかった!?

 保護者様向け情報

JUGEMテーマ:教育

 

 

みなさん、知っていますか?

実は、中学生の二人に一人は、主語と述語を正しく扱えていないという事実を。

以前、小学生の二人に一人が間違える国語の超基本問題がある!?という記事を書かせて頂いたので、まだの方はぜひそちらもお読みください。

 

小学生が主語と述語を分かっていないというだけであれば、皆さんも、「小学生にはまだ難しいのかなぁ」と思うところもあったと思います。

しかし、中学生でも分かっていない。となると、いよいよマズイ気がしませんか。年を重ねたからといって賢くなるわけではないですが、やはり中学生が主語と述語を理解していないというのは衝撃でしょう。

今回はその原因について確認していきたいと思います。

 

「てにをは」の理解ができていない。

「てにをは」とは?

「てにをは」はさっくり言うと「助詞」の事です。助詞の違いによって日本語は意味が変わるため、非常に重要な役割を持ちます。

 

  • コーヒーが好きです。
  • コーヒーは好きです。

 

この2文があるとき、コーヒーが好きです。の方であれば、主体性がありますよね。コーヒーが特に好き。というニュアンスが感じ取れるかと思います。しかし、コーヒーは好きです。の方は、どこか受け身です。強いて言うならコーヒーは好きかな。という感じがありますよね。

 

このように変化を生む「てにをは」ですが、会話に置いて「てにをは」の言い間違いは、スルーされることが多いです。大人であれば、特に問題はないでしょう。「てにをは」の細かい違いは、言い間違いだと理解し、正しい助詞を補完していることがほとんどだからです。

しかし、子どもの場合は正しい助詞を補完しているとは限りません。「てにをは」を正しく意味を理解せずに使っていたにも関わらず、スルーしてしまうと、使い方を間違って覚えてしまうかもしれませんね。

 

これを考えたと同時に、「品詞の理解がない」ということも同時に思いいたったことではあるので、どちらも同じぐらい重要ではあると思います。助詞という単語すら認識していないことが多いので、どのみち、品詞をやることにはなるんですがね。

ちなみに「てにをは」は小学生の間に身につける能力です。指導要領によると、ですが。

それができていないのが現状ですから、「てにをは」の学習は作文などで、しっかりとやっていく必要があります。

 

「てにをは」が分かっていないこどもの特徴

まずは「てにをは」が分かっているのか、分かっていないのか、そこの確認からはじめましょう。

記述問題でキーワードは合うけど○にならない

試験答案を返された後に、だいたい合ってるのに三角すら貰えなかった。というような発言があった場合は、黄色信号です。

書いている内容がだいたい合っていて、三角がもらえない内容ということは、言葉同士の関係に問題があるということです。

  • 源氏は平氏を壇ノ浦の戦いで滅ぼし、鎌倉幕府を開いた
  • 平氏は、壇ノ浦の戦いで源氏に滅ぼされ、鎌倉幕府を開いた。

上の文章は源氏が主語です。源氏は平氏を滅ぼしています。そして、源氏は鎌倉幕府も開いています。

下の文章は平氏が主語です。平氏は源氏に滅ぼされてはいます。しかし、平氏は鎌倉幕府は開いていません。

このようにキーワードだけあっていても意味の異なる文章があるわけです。下のような文章を書いてしまう人は、「主語が同じ場合は、主語を省略することができる」ということを「主語が変わっている場合にも、主語を省略して良い」と勘違いしている。つまり、下の文章を「平氏は、壇ノ浦の戦いで源氏に滅ぼされ、源氏は鎌倉幕府を開いた」という文章に、勝手に補完してしまっている。と考えられます。

実は会話の中では、主語抜けというものは当たり前のように起こっています。それを、書き言葉でも使ってしまっているということですね。

 

また、文章が長くなると、主語の意識はうすくなりがちです。主語の意識が薄れると、自分が考えている内容によって主語が補完され、文章の主述が合わなくなっている可能性もあります。

実際、私も長い文章を書いていると、主語が分からなくなるときがあります。なるべく文章は短く書くようにして、主語と述語の関係が正しい状態になるように心がけましょう。

算数の文章題が苦手

算数の文章題は、基本的に「てにをは」に対し、異常に気を使った文章で書かれます。一意的な取り方しかできない文章でないと、問題が成立しないからです。

算数の文章題が苦手な子の中には、算数の文章を一意的に捉えられていない子がいるのです。

「てにをは」ができていないと、修飾関係などが崩れ、一意的でない文章となってしまいます。そうすると理解できない文章の出来上がりです。一意的でない問題を解くことはできませんので、「てにをは」ができない子が、文章題を解くことができないのは当然なわけです。

 

これは、程度によっては、計算にも当てはまります。

例えば、割り算の場合、「A÷B」を日本語にすると「AをBで割る」という文章になります。「てにをは」があやふやな場合、「AとBを割る」という文章に変換してしまう場合があります。「割る数」を「前にある数」、「割られる数」を「後ろにある数」と、解釈してしまうと、日本語との関係を理解せずに計算をしてしまうのです。

一度こうなってしまうと、計算の理解ができていないのか、文章を理解できていないのか、はたまた別の理由があるのか。これらの区別がつきにくくなってしまいます。この状態で長年続いてしまうと算数嫌い、数学嫌いに繋がってしまいます。原因が分からないまま、算数、数学はできないものとして子供に刻まれてしまうでしょう。

まずは「てにをは」の確認を

昨今、世間で言われている、読解力の低下ですが、理由は様々です。読書をするのも非常に良いと思っていますが、まずはその前に「てにをは」が正しく理解できているか、確認してみましょう。もし、どのように確認すれば良いか分からないという場合は、ぜひ一度ご相談くださいね。

 

この記事はたきもとが書きました。

 

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます