【帰国子女向け】大阪府の公立高校入試は帰国生入試と一般入試どちらがお得?
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今回は大阪府の帰国生入試についてまとめます。
そもそも帰国生入試使えるのかなぁ、という人もいると思いますので、基本から確認していきたいと思います。
帰国生入試を受けられる条件と実施校
帰国生入試を受けられる条件
2年以上在留し、帰国から2年以内 ということになっています。直前の帰国でなくても利用できます。例えば、小学6年4月〜外国へ行き、中2の4月に帰国すれば利用できる、ということですね。
ただし、志望する高校で絶対に使えるわけではありません。
帰国生入試を実施する高校がいくつか決まっていてそこから選ぶことにはなります。
帰国入試を実施する公立高校(北大阪から通学圏内の抜粋)
千里高校 国際文化、総合科学
住吉高校 国際文化、総合科学
箕面高校 グローバル
枚方高校 国際教養
旭高校 国際教養
大阪市立高校 英語
千里、住吉に関しては、二つのコースでの募集がありますが、帰国生枠は学校ごとのため、コースごとで見ると募集人数が半分になってしまいます。
帰国生入試の実施時期と内容
実施時期
帰国生入試は 特別選抜 と同じ日に行います。ですので2月実施です。一般は3月に実施されるため少し早めの実施になります。
内容の違い
特別選抜の時期に行うので、 使われる入試問題は特別選抜と同じもの です。しかし、入試科目は5教科ではなく 数英のみ です。
特別選抜のものは、一般選抜と比べると、少し易しい問題になります。実施時期も早いので、時期的に出せない問題もあります。
他の特別選抜と違って、調査書(評定)は必要がありません。帰国生ということは、ここにより状況が大きくことなり平等な評価ができないので当たり前と言えば当たり前ですね。その分、完全な実力勝負にはなります。
公立を受ける人が書く書類に、自己申告書があります。これは書かなければいけません。
しかし、一般のように、ボーダー前後の10%の判定には使われず、面接の参考に使われることになります。
つまり、面接を意識した書き方、 面接で聞かれたいことを書くこと が重要ということですね。
また、各学校がアドミッションポリシーというものを出しているので、それを気にして書くことも大切です。
ちなみに、アドミッションポリシーというのは、簡単に言うと、学校が望む生徒像です。
自分自身が、受けたい学校が望んでいる生徒であるということをアピールしましょう。
募集人数
募集人数は8人以内です。高校によっては2コースありますが、合計で8人以内です。
ここ2,3年を見る限りでは、応募人数を上回らない限り全員合格していますが、募集人員を下回った場合全員合格させるかは、明記されていません。募集人員は基本的に若干名との記述になっています。
また、人気の高校では募集人数の最大数を上回っているので、しっかりとした対策が必要です。
帰国生入試は一般入試に比べてお得なのか?
入試の実施時期は早いものの、入試科目は2教科になるので、勉強する教科をしぼることができます。
私立の帰国生入試でも5教科全部をやることは少ないので、帰国生入試に絞ってしまうのであれば、受験科目を減らすことができます。海外在留時に勉強していたところが日本の内容とずれていたとしても、受験勉強はかなり楽になるでしょう。
また、大阪府の一般選抜入試の問題はは数学、英語ともに難しいです。特別選抜入試で受けるほうが、問題も易しいものをうけることは出来ます。
募集人数は少ないですが、募集条件を満たす人も少ないので、倍率も基本的にはそこまで高くありません。
ただし、千里高校の場合は、入試倍率は2倍近くになっています。この辺りは自身の志望とする高校と相談ではありますね。
入試科目が二教科で勉強しやすく、問題のレベルも下がり、基本的には倍率は低いので、十二分にお得である。と言えるでしょう。
この記事はたきもとが書きました
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