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【中3歴史】主義でまとめる第二次世界大戦

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世界大戦への流れは前回まとめました。

今回は、各国がどのような考えを持って行動していたのかが分かるように、それぞれの主義について紹介していきたいと思います。

ただし、ここについては色々な人たちが、様々な視点で主張しています。教科書でも、立場を濁すような書き方になっています。正解と言うよりは、理解しやすいものを目指して書いていきたいと思います。

 

自由主義と共産主義とファシズム

ファシズム(枢軸国側)

 

「みんなで国のために団結しよう」という国家第一主義とでも言えば分かりやすいと思います。(定義が複数あるのでふわっとせざるを得ないのが悲しい)

強力なリーダーがいて、国家のために皆が尽くす社会を目指します。個人主義の否定や、言論弾圧を行います。

共産主義も敵視しています。

 

ファシズム(全体主義)は、国家の元に平等を保障します。

国が豊かになれば国民も豊かになるという考えです。

共産主義に近いような気もしますが共産主義を敵視し、ソ連とも敵対しています。

 

また、国家のためであれば暴力(戦争行為)も厭わないとしています。

 

イタリア

ファシズムの生みの親はイタリアです。

そのファシズムの流れを持つ政党がファシスト党です。

ムッソリーニ率いる政党で、戦後の混乱の中、国民の支持を受けて成長していきます。

その後の世界恐慌の結果、ブロック経済が行われている中で、植民地を得るべくエチオピアを侵略します。

第二次世界大戦へは、ドイツが優勢であることを確認してから参戦しています。

 

ムッソリーニ

ムッソリーニは超やる気の人。他の人たちには第一次世界大戦の影響で、戦争は1949年まで無理ですといわれたのに、10年早く始めてしまいます。結果、軍部のやる気は全然ありませんでした。

第二次世界大戦への参加も、ドイツとフランスが直接的にやり合っている最中に漁夫の利を得ようとして失敗し、その後もぱっとしません。

 

イタリア軍

よくヘタレとネタにされます。

戦争できないって言っているのに政治家が勝手に戦争が始めれば、そら武器は欠陥品が多くなってしまいますよね。

中でもイタリアの赤い悪魔と呼ばれた、いつ爆発するか分からない手榴弾は敵味方問わずビビらせていました。

結局ドイツ頼みになってさっさと降伏します。

ドイツ

第二次世界大戦って結局、ドイツVS世界ってイメージでOKです。イタリアは頼れないし、日本は遠いし。

ナチ党

ドイツの政党です。演説の天才ヒトラー率いるナチスですね。

ちなみにヒトラーは第一次世界大戦後に、一度政権を取り損ねて国家反逆罪で捕まっています。

その時に書いたのが「我が闘争」です。

ナチスの主張は非常にわかりやすいです。

アーリア人(ドイツ人)が世界で最も優秀だ。その我々がなぜ、ここまで苦しむのか?先の大戦の理不尽な要求のせいだ。悪いのは奴らだ。我々ではない。優秀な我々が世界を我々が統べるのだ。アーリア人最高!!的な感じです。

そのため他の民族に対しては、差別が非常に強く行われました。

ドイツ軍

機甲師団(戦車などの機械科軍団)を用いた機動戦術で、各個撃破をくりかえしていました。

恐るべき進撃速度で、フランスのパリまで大した抵抗を許さず、無血陥落させました。

しかし、ソ連侵攻時には進撃が遅れ、スターリングラードでソ連の冬に敗北しました。

その後は挟み撃ちにされ、疲弊し、すり潰されることになります。

 

ルパン契い使っているワルサーp38、実はWW兇虜△離疋ぅ跳海寮擬虻陵兔董

 

日本

実はこの頃の日本の主義は、教科書に明確な記載をされていない場合があります。戦時体制と書かれていることが多いですが、陣営としては枢軸国側ですので、一応ファシズム内での紹介としています。

対外政策に関して言うと、恐慌により経済が混乱した結果、その打開のために対外侵略が望まれ、軍部が実行し、政府がそれに対し、何とか折り合いをつけようとしていました。

満州事変として形に現れた後も、しばらくは内閣制度を維持していましたが、五・一五事件で犬養毅が海軍将校に暗殺され、政党内閣制度が事実上終了します。さらに二・二六事件で陸軍将校が大臣を殺傷し東京中心部を制圧し、軍の政治発言力が高まります。

これにより、軍部の人間が政府の重役についたりする状況ができあがるわけですね。

自由主義(連合国側)

政治的自由や、経済的自由など、個人の権利を重視しています。

ファシズムのように、強力なリーダーの元に政治があるのではなく、民主的に政治が行われます。

資本主義(自由市場)

資本主義社会では全てが商品になります。

基本的には工場などを持つ資本家が労働力を買い、商品を作成し販売しています。

需要と供給のバランスによって商品の価値が変動するため、好景気、不景気という状態が存在し、極端に不景気になった場合、恐慌と呼ばれます。

アメリカが発端となった世界恐慌を受けて、植民地と優先的に取引をする、ブロック経済圏を作っていた国々が多いです。

フランス

当時、植民地を多く持っていた国です。

第二次世界大戦中は、他国の防衛で主力を展開して敗北、イギリスに逃げ込んでいる間にパリが陥落していました。

その後アメリカのオーバーロード作戦(ノルマンディ上陸作戦もこの一部)によりパリを奪還してもらいます。

イギリス

フランスと同じく、植民地を多く持っていた国です。

チャーチルは第二次世界大戦前からずっとドイツを警戒するべきと言い続けていたそうですが、国としてはそこまで対策は行っていなかったようです。ドイツが軍備補強している状態でも、軍縮を進め、その結果、イギリスは抑止力になることができませんでした。

アメリカ

世界恐慌に対し、ニューディール政策を実施。内部の需要を上げようとします。

第二次世界大戦では途中までは中立国。と言いつつ武器は連合国側に貸します。中立とは一体?

その後、結局参戦。

共産主義(連合国側)

完全な平等を掲げている主義です。

共産主義の国は世界恐慌でダメージを受けませんでした。

恐慌は好景気から不景気に急激に変わることです。

好景気、不景気はいわば物価の変動ですが、共産主義では、物価は国が決めます。つまり物価の変動など起こりえないのです。

当時、さまざまな国に共産主義の考え方が広まっていました。

ソビエト社会主義共和国連邦

共産主義の国。

ソ連が世界恐慌の影響を受けなかったもうひとつの理由があり、それが五か年計画という経済政策です。

五か年計画とは、計画的な生産のことです。

社会主義の特徴は平等。つまり、国民一人に対し必要な食べ物の量などは管理することが出来るのです。

自給自足が成り立っていれば、貿易の影響は受けにくくなりますよね。

五カ年計画による、計画的生産の結果、恐慌中もソ連は経済成長を続け工業力世界2位に躍り出ます。

第二次世界大戦では、スターリンの名を冠したスターリングラードでドイツ軍を撃破します。

 

 

 

深掘りすると、もっとややこしい話しがいっぱい出てくるのが第二次世界大戦ですが、ファシズム、共産主義、自由主義についてはイメージをつかめたのではないでしょうか。歴史では大まかな流れや、イメージから細かい単語は覚えていくと良いですよ。

 

 

この記事はたきもとが書きました