【中学生】「75点も48点も評定3 !?」80点の壁を越えるために何をするべきか?
JUGEMテーマ:学問・学校
80点の壁を越えよう
先日、各教室を代表する先生たちが茨木教室に集まって、講師研修を実施しました。
今回のテーマは「ずっと70点くらい取っている生徒に、80点以上を取らせること」でした。
何だかスケールが小さいテーマだな、と思いましたか?
一見そうですよね。
確かに「目指せ100点」や「20点アップ!」の方がインパクトがあります。
でも、70点の生徒が80点の壁を超えるのは、結構難しくて意味のあるテーマなのです。
50点から70点の方が上がりやすい
中学生の定期試験で50点の生徒、 多くの場合は勉強時間が足りていません。
普段は全く勉強していなくて、テスト前だけ慌てて勉強している。
テスト範囲が発表されて初めて学校のワークなどの提出物に取りかかる。
しかも、半分答えを写している。
テスト前の土曜や日曜も3時間ほどしか勉強していない。
「うちの子、その通りだな」という方、ご安心ください😆
解決方法は単純です。
つまり、物理的な勉強時間を増やせば点数が上がるわけです。
「やる気」を起こさせるのが大変ではありますが、勉強量を増やせば確実に上がります。
70点はもったいない
危機感がないから、70点で止まっている?
70点取れている生徒の場合、それなりに勉強はしているはずです。
お父さんお母さんたちから見ると、まだまだ全然足りないと思われるでしょうが、本人たちはテスト前はしっかり勉強しているつもりです。
学校のワークやノート提出もそれなりにこなしていますから、基本的な問題なら何とか解けます。
でも、まだ ミスでぽろぽろ点数を落として、少しひねった問題や応用問題になると正解できない ので、70点くらいでウロウロしている中学生、結構いるのです。
しかも、そこまで悪い点数を取っているわけではないから、先生に叱られることもなく、危機感がありません。
「何とかしなければ!」という気持ちも湧いてこないんです。
本当にもったいないのです。
特に、中だるみの学年、中2は要注意です。
評定「3」を「4」に
70点と80点、たった10点の差なのに、とっても大きな違いです。
「評定3」と「評定4」の境目にいる わけですからね。
是非「評定4」の側に入りたいです。
およそ50点〜80点未満くらいの点数を取っている生徒たちが同じ「評定3」のゾーンに入ります。
75点でも「評定3」48点でも「評定3」だから、70点はもったいない のです。
次のテストはチャンス
先日、とある集団塾から移ってきた生徒の入会面談で、まさにこの話をしました。
80点弱の点数で評定3が並んでいる生徒だったのすが、「知らなかった!50点の子と同じ評定なんだ」と驚いていましたし、悔しがっていました。
次のテスト前は、塾に入り浸って是非「評定4」が並ぶ点数を取ってくださいね!
そういうわけで、今回の講師研修のテーマは「70点の生徒に80点取らせる」なのでした。
教務研修
定期試験の問題分析
まずは実際の過去問題を複数並べて、 どんな問題が出題されているのかを分析 します。
そのテストで80点以上取れるようにするには、どんな対策が必要なのか、グループで考えてもらいました。
みんな真剣そのものです。
授業計画
イベント授業
次に、どんな授業をするのか?集団か個別か?生徒は何人か?など具体的に計画を立てていきます。
私は周りから講師たちの様子を見ていました。
各教室の講師たちが太秦教室では、こんな対策をしている。とか茨木教室ではこんな風にすすめているという情報共有もしながら、いいところを持ち寄りながら、相談していました。
数学
いつも70点くらい取れているなら、基本的な問題はできるはず。
ここでミスをしないような演習はこなさせたい。
応用問題では、パターンがいくつかに絞られているので、パターン別に対策をする。
解説は、集団授業形式で行う。
一次関数なら、追い越すパターンができた生徒には、次に動点の問題に挑戦する。
英語
ペアを組んで、英語の教科書のテスト範囲の音読と訳を繰り返す。
集団授業で音源を聞いてもらってポイントの解説をする。
初見の長文を読んで解説授業をする。
最後に、テスト範囲の出ている文法を使った英作文の練習をする。
なかなか盛だくさんですが、こんな内容について、話し合っていきました。
あくまでも「授業案」なので、実際は各教室の通塾圏の中学校の過去問題をベースに、対策を進めていくことになります。
新年度最初のテストは、点数を上げやすい!
新年度最初のテストは、点数を上げやすいです。
こちらの記事、今からでも間に合いますので、よろしければご覧ください。
この記事は、なみまつが書きました。