【高校数学】上位校の必須アイテム!青チャートを使いこなす方法
JUGEMテーマ:教育
青チャートを使うことになった高1のみなさんへ
今年高校に入学したみなさん、ご入学おめでとうございます🌸
高校に入学して早速、青くて分厚い「チャート式 解法と演習 数学I+A(数研出版)」という参考書を持たされたという高校1年生に、「チャート式 解法と演習 数学I+A」(通称「青チャート」)とのうまい付き合い方を伝授したいと思います。
青チャートは、 使い方によっては、悪魔の参考書となってしまう可能性がある教材 です。
過去、多くの高校生が青チャートに追われて徹夜を余儀なくされたり、他の科目の勉強に手が回らなくなったり、苦労をしてきました😥
でも使い方さえ間違えなければ、高校1年時から入試レベルの問題に自然に触れられる使える教材です。
みなさんも、青チャートを味方につけて、楽しい高校生活を送ってくださいね。
青チャートはどんな参考書?
青チャートは、次の5パートから構成されています。
青チャートの構成
- 単元別 基本事項ページ
- 基本例題
- 重要例題
- 練習問題
- 単元別 EXERSCISES
そして、分厚い解答・解説が付属でついています。
ちなみに、高校だと、問題と解答・解説が別冊になっているものを購入できるんですが、書店購入だと、解答・解説が同じ表紙の中に納まるような形式になっていて使いにくいんです。
書店で購入するしかない塾の先生は「高校生がうらやましい!」と毎年思っています。
「1.単元別 基本事項ページ」の使い方
「1.単元別 基本事項ページ」は、単元別の重要事項がコンパクトにまとまっているので、さっと目を通しましょう。
授業では習わなかった公式が載っていることがありますが、よく見てみると知っている公式の変形であることがほとんどなので、落ち着いて見てくださいね。
すでにわかっていることが9割ですが、たまに思っていない視点から公式の使い方を解説していることがあるので、 上位校受験者には隅から隅まで目を通してもらいたいです。
ただしコンパクトすぎて具体例がなく、読みにくいというのも事実。
数学が苦手な文系生は、無理に読まなくても大丈夫です。
「2.基本例題」の使い方
「2.基本例題」は、まさに基本です。
文系・理系問わず全員解きましょう!
解法がすぐに思いついた問題は、解いてから「解答」と解き方が同じかどうかをチェックしてください。
答えが合っていても、解き方が違う場合は見直しましょう。
答えが合っていればそれでいいじゃん!
と言いたい気持ちもわかりますが、解法が複数ある問題ってありますよね?
そういう問題では、ある解法を知っているかどうかが、正解・不正解をわけることがあります。
確かにその解き方もできるけど、計算が複雑になっちゃう😥
と、自分の解法をごり押しする高校生がたまにいますが、お勧めできません。
問題のレベルが上がれば上がるほど、解法を間違えると正答への道が険しくなることが多いんです。
ここは大人しく、「解答通り」の解法を新しくインプットして、武器となる解法を増やしてくださいね。
「2.基本例題」で解法がすぐに思いつかなかった問題は、付箋などで印をつけたうえで、解答をよく見て解法をインプットして「4.練習問題」を解いてください。
「解答」を見てもわからない問題も印をつけて、学校や塾の先生に質問して解決してくださいね。
「3.重要例題」の使い方
「3.重要例題」は、応用問題です。
たまに「こんな問題出ることあるかな?」と思うレベルの問題も載っています。
文系ならたとえ国公立大学を受験する生徒でも、いらない問題があるので難易度を見て取捨選択してくださいね。
理系の国公立大学を受験するなら、全問解きましょう。
と言っても、手が動かないようだったら、すぐに「解答」をチェックすることが大事です。
基本例題同様、解けた問題も解答は必ずチェック。
解けなかった問題のうち、解答を見て理解できるものは練習問題に進む。
解けなかった問題のうち、解答を見て全然理解できない、という問題は時間をかけて考え込まずに質問しましょう。
高校数学と付き合うポイント
高校の数学は中学の数学と比べると圧倒的に分量が多く、勉強に時間がかかります。
中学時代と同じ勉強の仕方をしていると、高校生活が数学の勉強に独占されてしまいます。
解法が思いつかない、わからない場合はすぐに解答・解説を見ることがポイントです。
そして、解答・解説を見ても分からない問題があれば質問すること。
とにかく、自力で粘りすぎないことが大事です。
限られた時間の中で、勉強しなくてはいけないのは、数学だけではありません。
勉強以外のことで、時間をかけたいこともたくさんありますよね。
解答・解説や先生を上手に使って、効率よく勉強できるようにしてくださいね!
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