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【保護者様へ】勉強にご褒美は必要?モノより自信を与えてください

 保護者様向けの記事

JUGEMテーマ:教育

モチベーションの源をすり替えること

虫取り少年に虫取りを辞めさせる親の秘策

虫が大好きな少年Aくん。

今日も虫取り網を片手に外へ飛び出していきました。

 

親としては、ちょっと困りました。

服を思いっきり汚して帰ってくるし、捕まえた虫をこっそりと家で飼っているらしく、子供部屋から急にバッタが飛び出してくることもしばしば…

アクティブなのはいいことだけど、できればもう虫取りはやめさせたい。

 

ここで親は少年Aと、ある約束をします。

その内容はなんと、

母親

虫を捕まえてきたら、ご褒美に1匹につき50円あげるわ。

というもの。

もちろん少年Aは、朝も夜も夢中で虫取りに励みました。好きなことで稼げちゃうんですから、大喜びです。

 

少年Aのフトコロがうるおい、さらに「あれも欲しい、これも欲しい」と物欲が出てきた頃に、親は次の一手を打ちます。

母親

“ご褒美制度”は、もうおしまいです。

と宣言したのです。

 

少年Aは急速に、虫取りへの興味を失くしていきました。

だって、虫を捕まえても誰も評価してくれず、もちろん、“ご褒美”もなくなっちゃったのですから。

親の作戦通り、虫取りをやめさせることが成功したのでした。

 

「興味」から「ご褒美」へ

もちろん、この虫取り少年のお話はフィクションですが、経済学の一分野である行動経済学の、けっこう有名なお話です。

このお話で重要なことは、少年Aのモチベーションの源を「虫への興味」から「お金」にすり替えてしまったことです。

 

少年Aが純粋に虫が好きだったころは、虫を見ても、お金を連想することなんてなかったでしょうね。

しかし親の策略によって、虫がお金に見えるようになってしまった今、ご褒美なしに少年Aは虫取りを続けるでしょうか?

本当は、勉強の目的は「賢い大人になること」

さて、虫取り少年の話を勉強に置き換えてみましょう。

 

「テストでxx点取れたらゲーム買ってあげる」といった約束をしている親子をたまに見かけます。

それが勉強する気の起爆剤になってくれればそれはそれでいいのですが、どうもそれが「ゲーム買ってくれないなら勉強しない」に繋がってしまわないか心配になることがあります。

 

テストの結果に応じてご褒美をあげることは、実は結構な諸刃の剣 なのです。

 

「何のために勉強するのか?」と聞かれたら、最も単純明快な答えは「賢くなるため」でしょう。

「賢くなって、より社会の役に立つ人材となるため」と言ってもいいです。

あくまでも、ご褒美のためではないはずです。

講師

もっとも、ご褒美のおかげで机に向かうようになり、それがきっかけで学ぶことの楽しさをわかっていった生徒もいますから、ご褒美そのものを全否定しようというつもりはありません。

勉強を評価するなら、モノより自信を与えましょう

自己肯定感を育てれば、自分で自分を適切にほめることができるようになり、自分で勉強のモチベーションを創ることができます。

 

保護者様からしたら、こと勉強に関しては「うちの子には褒めるところが一つも見当たらない、何を褒めていいかわからない」となりがちでしょう。

そんなときは、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

 

ご褒美のモノは多くの場合、渡したらすぐに効力を失います。

それどころか、勉強へのモチベーションそのものをなくしてしまう恐れがあります。

しかし、自信を与えてあげれば、次のテストや、将来に向けた勉強のモチベーションにつながります

 

ぜひ、 モノよりも自信を与えてあげてください。

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