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【古典】古文で大事なことは、その時代の「エモい」を理解すること!?

 千里山教室

JUGEMテーマ:教育

 

古文の文章問題は何を言っているのか良く分からない。

そんな人のために、古文を読む上で重要なことを確認しつつ、どのように勉強をしていけば良いかを紹介しようと思います。

古文と「エモい」

 

「エモい」とは

英語のemotionを形容詞として扱うための言葉です。

この歌エモい。

などのように使われます。

新しい言葉としての「エモい」を今までの日本語で当てはまる言葉を考えてみましょう。

エモは英語のemotionからきており、emotionの意味は感情です。

「エモい」は感情が動かされるという意味で使われるとあります。

つまり「エモい」=「情緒が豊かで心が動かされる」ということでしょう。

 

若者により、SNSで良く使われ、流行語にも選ばれました。

なんでもかんでも「エモい」で片づけるのはいかがなものかと思いますが、文字数制限のあるSNSなどでは使い勝手が良いのでしょう。

それに流行っていて、皆が使っていると使いたくなる、ということもありますよね。

日本人は本当に昔から流行りに弱いです。

このような流行語は昔にもありました。

 

そう「あはれ」です。

 

「あはれ」=「エモい」!?

「あはれ」=「趣がある」

「あはれ」は「趣がある」と皆さんは習ったはずです。

さて、「趣がある」とはどういう意味なのでしょうか?

普段では使わない言葉だと思いますが、皆さんは説明できますか?

趣がある

趣とは、風情があることや、しみじみとした味わいのことを指します。

風情?しみじみとした味わい?皆さん端的に説明できますか?風情は風情ですし、しみじみとした味わいはしみじみとした味わいです。言葉として語ろうとするには例を用いて説明し、非常に長くなってしまうでしょう。

 

しかし、「趣がある」を、どのような時に使うかと言われたら、それは簡単です。

これは「良い、感動した」と思ったときに使うのです。

「エモい」を理解すれば古文が分かる!?

私たち現代人が古文を読む上で、一番理解しにくいのは、当時の人の文化、風習です。風習とは、当たり前のことであり、言い換えるならば、何が是で何が否と見ているのかという価値観です。

そして「エモい」は、何を良いと思うかの価値観を表しています。

昔の人にとっての「エモい」、すなわち「あはれ」を理解すれば、当時の価値観を知ることができます。

もちろん、「あはれ」だけで当時の価値観全てを表しているわけではありません。

少なくとも何を良いと思っているかが分かれば、話の流れがつかみやすくなります。

さらに、その時代の常識を知ることで、古文はより分かりやすくなるのです。

現代文の能力は必要ない!?

そんなわけありません。現代文を読むことができなければ、古文を読み取ることはできません。読解力は全ての科目に影響します。後回しにすると絶対後悔しますよ。とは言っても現代文の勉強の仕方は難しいので、このページを参考にしてください。

現代文の勉強の仕方<評論編>

 

ただし、古文の文章はそこまで長くないので、早く読む必要はありません。

古文の基本を使って、正確に読むことが重要です。

書かれている言葉が分かれば、後は文章内容の理解です。筆者の言いたいこと、お話の流れについて理解できるようになりましょう。そのためには、その時代の常識を知る。つまり「エモい」ことを理解して読んでいくことが大切です。

 

勉強法

当然「エモい」だけでは文章は読めません。

古文の基礎は固める必要があります。

古文では単語と文法は基礎であり重要である、という点においては英語と同じです。

外国語とまでは言いませんが、今の日本語とは違うということは理解しておきましょう。

古典単語

古典単語の暗記は必須です。

とはいってもそこまで多くはありません。早々に完璧にしてしまいましょう。

複数の意味を持っていたり、現在とは異なる意味だったりするものもあるので、しっかり覚えましょう。

英語のように意味の推測をすると、意味を取り違えることになりかねないので注意しましょう。

古典文法

同じような形でも、意味が異なる場合があります。識別ができるようになるまでしっかりとやり込みましょう。

主語が抜ける文章であるということも、文法をやった方が良い理由です。主語が無いので誰のセリフかの判断が難しいのです。敬語の敬意の方向を考えることで、主語を見極めることができます。

文章読解

単語と文法の勉強が先です。これらができているのであれば、読解に取り掛かります。

品詞分解は慣れるまでは必ずやってください。訳は内容を取れているかの確認には必要です。

意外かもしれませんが音読は必ずやるようにしてください。 意味を意識しながら声に出して読む ことで言語への理解は高まります。

使う教材

単語帳は学校で用意されると思うので、基本的にはそれを使うで良いと思います。

もし、あまり有名なものでないので不安だ。と言う人は、一度先生に見せてください。もし別のものを使った方が良いと思った場合は、おすすめをお教えします。

 

ステップアップノート

文法の初学者はコレで基本を確認しましょう。学校で用意した問題集では、ここまで基礎的なものだけを抽出した教材であることは稀です。苦手意識のある人は、まずはこれをやってから、学校の問題集に取り組むようにすることをお勧めします。

これがある程度できるようになったら、次のステップに進みます。

古文上達

古典を読む練習を行うための教材です。

「基礎編」と「入門から応用」がありますが、文法がまだ少し不安だけど文章を読むというのであれば、「基礎編」をやりましょう。文法は大丈夫だと言う人は、「入門から応用」で演習を重ねていきましょう。

学校で買ったものがある場合でも、日本語訳、出典があるかどうかは確認してください。日本語訳に関しては言わずもがなと思いますが、出典が必要なのは、時代により「エモい」ことは変わってしまうので、いつの時代に書かれているかは重要だからです。時代背景が分かっているのといないのとでは文の読みやすさは別物です。

 

 

まとめ

  • 古文の基礎知識、単語と文法はマスト
  • 「エモい」ことが分かれば古文は読みやすくなる
  • 読解問題を解いたら音読は必須

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