You-学舎は、大阪(茨木・南茨木・千里山)、京都(西院・太秦)の個別指導・学習塾です。

【千里山教室】理系に留学を強制する時代が来たってよ

 千里山教室

JUGEMテーマ:教育

少し前のニュースにはなりますが、1月末に気になるニュースがありました。

国立大学の千葉大学が留学を必修化するとのことです。

 

しかも、文理を問わず、すべての学生に対して必修化するとのことでした。

2020年度入学からとのことなので、新高3には関係のある話です。

期間としては1週間〜2ヶ月と、そこまで長い期間ではありませんが、国立大学が留学を強制にしたことは大きな反響がありました。

 

このニュースについてどう思うかを、何人か大学生の元生徒や、高校生の生徒に聞いてみました。

 

「何のために?」

 

解答として多かったのは「文系はまだ分かるけど、英語でのコミュニケーションはそこまで必要としない理系を、何のために留学させたいんだろう?」ということでした。グローバル化の流れで文理で分けることは、時流とは異なることかもしれません。しかし、学生の認識としてはまだまだ文理の壁はあるようですね。

 

言語学習?

短期間で、英語の能力が飛躍的伸びるわけでもないし、単なる旅行のようになってしまうのではないか。という意見もありました。

 

確かに短期間での留学で終わってしまうと効果が薄いかもしれませんが、全く意味が無いわけではありません。

理系の英語学習そのものに疑問を持った生徒もいましたが、英語は理系にも必要です。しかし、それはあくまで論文や、発表でのお話で、英語でのコミュニケーションではないように思われます。英語検定のスコアを大学院に行く際に必要となる場合もありますが、それも、検定に合わせた勉強をする方が効率的です。

この留学が「理系大学生の英語の勉強としての留学」と言われると、ちょっと違うような気もしています。

 

技術研修?

海外の技術を学ぶことも考えられますが、留学する前に、身につけるべき技術が、国内にまだまだあるのではないか?と思います。海外に出てまで学ぶとなると、相当専門性の強い分野になりそうで、大学生の間に行く意味に疑問を抱きます。

それで言うと、大学院生は、意味がありそうに思いますが、国際学会などにも行く機会がありそうですし、ただでさえ研究で忙しい中、留学に行くことは現実的なのかと思ってしまいました。

大学生の間は基礎を、大学院生では専門を、研究に関してはこの流れで悪くないのでは?と思ってしまいます。

 

「強制であることが良い」

この意見を出したのは以外にも理系大学生でした。

留学には勇気がいる

文系と違い理系は、留学に興味はあっても必要性を感じずに行かないことがあるかもしれません。そういった人には留学を強制してもらった方が逆にありがたいのではないかということでした。

他にも、確かに留学にはちょっと行ってみたいけれど……。と尻込みしてしまうタイプにも良いかもしれません。これは、理系文系問わず、言えることですね。入学の段階から海外に留学することが決まっているので、受験校を決める高校生の段階で、時間制限のある間に決められるのは良いことだと思います。

大学生の間に一回くらいは留学に行こうと思っていたけど、気がついたら卒業していた。という話はよくある話です。そうなるくらいなら、留学を強制される方が良いかもしれませんね。

 

 

このニュースから感じたこと

理系にも留学を強制するということで、私も最初は違和感がありました。これからの時代において、理系はグローバルな方向に進んでいくとは思っています。複数の国々と協力して、研究を行うことはこれからどんどん増えていくでしょう。そのような遠くない将来を見ての千葉大学の決断だったのかもしれません。

ただ、一つ言えるのは千葉大学はこの件で大きく注目を集めたということです。少し穿った見方をすると、千葉大学はあえて全学部と謳うことで、大きく注目を集めたとも言えます。今までブランディングを行っていたのは私立大学のイメージがありましたが、今回のことで国公立大学も積極的に行うことになるかもしれません。今回の千葉大学の留学必修化によって学生の流れがどうなるかは中長期的に見ていかなければいけないことです。もし、千葉大学がこれによって学生を集めることができたのであれば、国公立大学を含めた、全ての大学が、自身の大きな特色を示していくことが、これからのスタンダードになるでしょう。

そうなった場合、大学受験をする側にも「大学で何をしたいのか?」が今まで以上に求められることになります。

 

皆さんは大学で何かしたいことがありますか?

 

このニュースを機に、真剣に「何をしたいのか」を考えてみて欲しいと思います。

関連記事

 

 

この記事はたきもとが書きました