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【海外子女】日本の中学生は、どうやって国語を勉強している?

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JUGEMテーマ:学問・学校

日本の中学生は、国語をどんなふうに勉強している?

海外に住んでいると、日本国内の中学生がどんな学習をしているのか?気になりますよね。

 

今回は京都のある中学校、2年生の学年末テスト試験のテスト範囲と、テストに向けて生徒たちがどんな勉強をするかを見てていきましょう。

京都市の国語の教科書は海外在住の方に配布される教科書と同じ「光村図書」なので、中学2年生の教科書がある方は実際に教科書を見てくださいね。

定期テストの範囲を見てみよう

中学2年生の学年末テストの実際のテスト範囲がこちらです。

京都市のある中学校の国語のテスト範囲
  • 四字熟語(12)、(13)、(14)、(15)
  • 漢字マスターp.40〜47
  • 暗唱(百人一首)
  • 動詞・形容詞・形容動詞の活用
  • 敬語p.125〜127
  • 同音・同訓p.128〜129、便覧p.217〜221
  • 五重塔はなぜ倒れないか
  • 君は「最後の晩餐」を知っているか
  • 走れメロス

なかなかハードなテスト範囲です。

 

海外在住生は、知識問題が苦手

補習校に通っている(または通っていた)中学生の国語の授業をスタートするとき、まずは日本の国内通塾生が受ける模試と同じ問題を解いてもらって、どれくらいできるか様子を見ます。

このとき読解問題は比較的よくできていても、文法や知識問題はほぼ全滅というパターンがよくあります。

 

解説授業のときに聞いてみると、文法の勉強はしたことがないという生徒も多いです。

古文もほとんど学習したことがないという声もよく聞きます。

週1日の補習校の授業では文章(主に現代文)を読むだけで精一杯ですよね。

現地校やインター校と両立さえているんだから、それだけでもスゴイと思います。

 

今回は日本の中学生のテスト勉強について書いてみます。

日本の中学生は、テスト対策をしながら知識を増やす

さて、範囲表見ると、「五重塔はなぜ倒れないか」「君は『最後の晩餐』を知っているか」「走れメロス」以外、太字部分はすべて知識問題です。

文章読解問題だけではなく、 知識問題もたくさん出題される んです。

 

日本国内の中学生はこんな感じで発表されたテスト範囲表をもとに、テスト勉強をしながら文法や語彙力、知識を身に付けていきます。

知識問題は覚えるしかない

この中学校では、テストに向けて四字熟語プリント4枚が配られています。

これは覚えるしかないですね。

四字熟語は毎回のテストで出題されます。

 

今回は四字熟語プリント(12)〜(15)がテスト範囲なので、 1年間で15枚の四字熟語プリントを覚えてきた ことになります。

毎回のテスト勉強をしっかりすると、かなりの量を覚えることができます。

 

漢字マスター(漢字ドリルのようなテキスト)は8ページ分、これも覚えるしかないですね。

暗唱の「百人一首」は、冬休みの宿題の定番なので、その確認テストのような感じでしょうか?

高得点を取るにはコツコツと覚えていくしかありません。

四字熟語は覚えておきたい

以前中学1年から3年の途中まで、2年間をアメリカで過ごしてICU高校に合格した生徒が、高校に入ってから「四字熟語などを覚えていなかったから、学校の授業で出て来ても意味がわからなくて大変だった」と言ってました。

いずれ日本に帰って来て、日本の学校で学ぶなら何か対策をしておきたいですね。

彼女のICU高校合格体験記はこちらの記事をご覧ください。

文法は理解すればOK

動詞・形容詞・形容動詞の活用は「未然形」「連用形」などの活用形や「五段活用」などの活用の種類を学びます。

覚える分量はあまり多くありません。

効率よくポイントを押さえて教えてもらえば短時間で理解できます ので、帰国が決まってから急いで学び直してもいいですよ。

 

日本の中学生も敬語が自然に身に付くわけではない

まずは敬語について理解する

敬語では主に丁寧語・尊敬語・謙譲語について学びます。

教科書にはこんな表が載っています。

尊敬語と謙譲語の例
動詞 尊敬語 謙譲語
見る ご覧になる 拝見する 
食べる 召しあがる いただく 
問題を解きながら敬語を身に付けよう

「海外で暮らしていると尊敬語や謙譲語を使う機会はほとんどないので…」とおっしゃる保護者の方も多いのですが、実は日本国内の中学生も、尊敬語や謙譲語を使うことはあまりないです。

 

では、どうやって身に付けるのかというと、テスト勉強をして覚えていくのです。

表を見て覚えたあとに問題演習をして定着させていきます。

 

では、実際にどんな問題を解くか見てみましょう。

下線部を特定の形の動詞を使った敬語に書き改めなさい。

(1) お客様がデザートを食べる

(2) 先生から賞状をもらった

答えは(1)「召し上がる」(2)「いただいた」ですね。

こんな問題パターンもあります

次の文の敬語の使い方が誤っている部分に棒線を引き、その部分を正しく書き改めなさい。

(1)田中様は何時に参りますか。

(2)先生が廊下に並ぶように申された

(1)参りますかに線を引いて、「いらっしゃいますか」

(2)申されたに線を引いて、「おっしゃった」(言われましたでも正解)

と改めればいいですね。

 

こんな感じで問題を解きながら経験を積んでいきます。

海外在住の中学生も少し時間をかければ敬語は身に付けられます

漢字の使い方もテスト勉強をして身に付ける

同音・同訓は教科書では「侵す・冒す」「図る・諮る」など20の例が出ています。

それに加えて便覧で5ページ分プラスされていますから、かなりの量になります。

これも読書好きな生徒は感覚で分かっていますが、ほとんどの生徒は学習して覚えていきます。

 

帰国生にとって、漢字は永遠のテーマでしょうか?コツコツ覚えていきましょう。

 

海外在住の中学生に取り組んでほしいこと

今回のテスト範囲で海外在住の中学生に取り組んでおいてほしいのは、四字熟語と敬語です。

長期休みなど時間が取れるときに取り組んでみてはいかがでしょうか。

講師

日本に帰ってきてからやっておけばよかったこと、中学生は四字熟語や歴史、日本地理と答える生徒が多いです。

四字熟語、日常生活で使うことは少ないので一度時間をとって覚えておくといいですよ。

 

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この記事は、なみまつが書きました。