【中1数学】空間図形を得意にするには?
空間図形が苦手な生徒は何をすべき?
中学1年生の3学期に空間図形を学習します。
このときに、展開図から立体図形のイメージがわかなくて、苦労する生徒も多いです。
特に女子生徒に多いですね。
文章題や比例・反比例では、あまり苦労することなく、すんなり理解できたのに空間図形になると急に「難しくて分からない!!」となってしまうようです。
展開図から、立体にイメージがわかない
展開図からできる立方体に関する問題で
- 辺ABに重なる辺はどれですか。
- 面アに平行な面はどれですか。
- 辺EFに垂直な面はどれですか。
- 点Aに重なる点はどれですか。
といった感じの問題がよくあります。
立方体の展開図は、同じ大きさの正方形が6つ並ぶので何が何だか分からない…とどんどん混乱していきます。
さらに正八面体になると、同じ大きさの正三角形が8つ並ぶのでさらに難しくて、頭の中で組み立てられなくなっていくのです。
実際に組み立ててみよう
そういう図形が嫌いな生徒には、問題集に載っている 展開図を拡大コピーして実際にハサミでチョキチョキ切って、組み立ててみてもらいます。
そうすると、「なるほど」と納得できますよね。空間図形が苦手な中学1年生には、問題を解きながら経験を積むことで、展開図から立体へのイメージに慣れていってもらいます。
図形が得意な生徒の共通点は?
ところが、数学の文章題は苦手だけれど図形は得意な生徒も結構います。
そんな生徒たちに共通しているのが小さい頃にブロックや空間パズルで遊んだという経験です。
遊びを通じて空間認識能力が養われた んですね。
そういうわけで、教室には面談について来た下のお子さんが退屈しないように、知恵の輪やパズル、折り紙などを置いてあります。
空間パズルがオススメ
この記事をよんでくださっている小学生の保護者の方は、空間パズルを取り入れてみてください。
特に低学年のお子さまなら遊び感覚で、楽しみながら空間能力が身につくのでオススメです。
一緒に遊んであげてくださいね。
知恵の輪や空間パズルは通塾している小・中学生も結構触っています。
知恵の輪が「力の輪」になってる生徒もいますが(笑)
プラスチックの空間パズル
このパズルは単純ですが結構みんな楽しんでいます。
これは小学生の女子生徒が作ったものです。
写真からは分かりづらいかもしれませんが、カゴのようになっています。
色合いもよく考えていますよね。
作ったパズルを誰かが置いて帰ったら、また他の生徒が崩して違う形にしている、なんてことがひっそりと繰り返されています。
右脳開発シリーズ?
さて、年末の大掃除のときに、「右脳開発シリーズ 能力活性缶 GOLD」なるものを発掘しました。
教室の倉庫の奥にずっと眠っていたようです。
缶の中には木製の立体パズル、真っ白のジグゾーパズル、ドリル(謎解きゲームのようなもの)が入っていました。
これは、みんなが遊ぶんじゃないかな?
西院教室の入り口付近に、先生たちオススメの学習マンガや本が置いてあるコーナーがあります。
早めに教室に着いた生徒が時間つぶしに手に取って興味を持ってもらえるといいなと思っています。
そこに「能力活性缶」置いてみました。休み時間の気分転換にちょうどよさそうです。
木製の空間パズル
木製の空間パズルはこんな感じで、バラバラになった6つピースを組み合わせて、ピラミッド型を作り上げるものです。
数学の問題に取り組むのが大好きな中1のK君、しっかりと数学的に考えて完成させてました。
じっくりと考えてから実際にパズル組み合わせてみようとする生徒、とりあえずピースを組み合わせながら試行錯誤していく生徒に分かれます。
休み時間にワイワイいいながら空間認識能力を高めていけたらいいですね。
カギになるピースを探そう
このパズルは4個つながりのピース2つをどう使うかがカギになるんだな、と考えることからスタートですが、結構みんな完成させました。
自分で思いつかなくても、友達に教えてもらって組み立てて「できたー!」っていうのは、塾の休み時間にできるアクティブラーニングでしょうか?
見ていて面白いです。
真っ白のジグゾーパズル
「白いジグゾーパズルって宇宙飛行士の適性検査にもあるんだって」という生徒がいました。
調べてみると、〇宙兄弟にそんなシーンがあるようですね。
こちらは時間がかかりそうです。
思ったよりもみんなが楽しんでいたので、飽きたころにまた新しいアイテムを置いてみようかな、なんて考えています。
この記事は、なみまつが書きました。