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【千里山教室】統計問題対策<応用編2貿易>

 千里山教室

JUGEMテーマ:教育

 

今回も統計問題対策として貿易についてまとめます。

グラフの読み取りで解くことができる問題が多いです。覚えておくと、予想しながら解くことができるのでなるべく覚えておくと良いでしょう。

また記述で問われそうな問題点もあげてみました。

 

日本の貿易

品目の傾向

先進国では基本的には工業製品の輸出額が高くなり、発展途上国では、第一次産業の割合が多いです。

アメリカのような資源大国は、工業製品、食料品の両方の割合が多くなります。

日本は加工貿易が主流であるため、原料を輸入し、製品を輸出しています。

日本の輸入品目
石油

日本では石油がほとんどとれません。

輸入に依存しており、サウジアラビア,アラブ首長国連邦の割合が大きいです。

液化天然ガス(火力発電の燃料)

オーストラリアが多く、距離的に近いアジア、ロシアが多くなっています。

石炭

かつては八幡製鉄所もあり、北九州での炭鉱は盛んでしたが、中国からの輸入が増え、衰退していきました。

今では、オーストラリアからの輸入が多いです。

鉄鉱石

オーストラリア、ブラジルの割合が高いです。

 

大豆

産出量の多い国からの輸入が多くなっています。

アメリカ、ブラジルの二カ国が多いです。

 

小麦

日本ではほとんど北海道でしか作っていないため輸入の割合が大きいです。

アメリカ、カナダ、オーストラリアからの輸入が多いです。

とうもろこし

日本では主に、畜産の餌用です。食用もあるにはありますが、割合は多くありません。

アメリカからの輸入が多いです。

牛肉

オーストラリア、アメリカからの割合が多いです。

 

貿易額の推移

かつてはアメリカとの貿易額が1位でした。

しかし、今では中国が1位になっています。

これは日本が労働賃金の安い中国に工場を作ったことが1つの要因です。

また、日本では安価なものが好まれるため、「中国製品の安さ」が重要視されます。

しかし、安さを重視していくと、企業はコスト削減をするために工場を海外に移転させ、産業の空洞化が起こります。

日本の自由貿易

自由貿易とは、国が国内企業を護るためにかけている関税をなくすことを言います。

形のある商品が注目されがちですが、これは形のないサービス業にも当てはまります。

関税が下がることで、商品の値段は下がりますが、国内の企業はさらなるコスト削減を行わなければいけない可能性があります。

 

日本は経済連携協定(EPA)の環太平洋経済協定(TPP)に参加を決めました。

これは、すべての品目において関税を撤廃するのではなく、一部の関税を残し、関税を下げることを決める協定です。

しかし、肝心のアメリカは参加せず。アメリカとは二国間の自由貿易協定(FTA)を結ぶことになりそうです。

他に自由貿易で有名なのはEUとNAFTAです。

最近日本はEUとEPAを結びました。2019年2月1日から発効です。

今年度の入試では流石に出ないとは思います。大きな貿易協定ですので、今後入試でも扱われることになるでしょう。

 

日本の貿易の問題点
産業の空洞化

日本の貿易は加工貿易が主流ですが、生産コストを下げるために、国内の工場が海外に移り、働く人の数が減少しました。

もともと、工場は地価の安い地方に作られる傾向があったため、地方には大きな影響がでています。

さらに、国内の工場が減少すると、技術力の基盤が海外に移ってしまいます。

日本が、これからも技術力を売っていくのであれば国内の工場を増やしていくことが重要になっていきます。

貿易摩擦

特定の品目に置いて、輸入国側の国内企業への影響を懸念し、輸出国側に対し政治的に圧力をかけるような状況のことを貿易摩擦といいます。

かつての日米貿易摩擦では、日本車の輸出超過がアメリカの自動車業界に影響を与えているとして、日本に対しオレンジや、牛肉の輸入拡大を求めました。

また、最近では、米中の関税の掛け合いが貿易摩擦を超えて、貿易戦争とまで言われています。

資源・エネルギー

輸入品目でも述べたように、日本は基本的に外国に資源を依存しています。

石油価格が上昇すると、物価全体が上がる可能性が高いです。

化石燃料などの限りある資源に頼るのではなく、再生可能エネルギーの開発が重要視されています。

 

 

男性講師

グラフ等を読み取り、意見を述べるような記述問題でも、知識のある無しで、書きやすさは大きく変わります。

普段からニュースを見て、社会問題に関心をもつようにしましょう。

 

統計問題対策シリーズ

<日本の気候と雨温図>

<日本の農業> 

<日本の工業>

<アジアの気候と農業>

<ヨーロッパの気候と農業>

<南北アメリカの気候と農業>

<アフリカ・オセアニアの気候と農業>

<気候帯ごとの雨温図の見分け方>

<気候因子>

 

この記事はたきもとが書きました。