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【資料・統計問題対策】世界の気候と農業2. ヨーロッパ

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今回も統計問題対策で地理のまとめを載せていきます。

ヨーロッパの気候と農業です。

ヨーロッパの気候と農業

気候
西岸海洋性気候

名前の通り西海岸の気候で温帯に属します。

偏西風と、暖流(北大西洋海流)の影響で緯度の割に気温が高くなります。

日本(温暖湿潤気候)と比べると、夏と冬の寒暖差が小さいです。

地中海気候

地中海付近の気候で温帯に属します。

温暖で、夏に乾燥します。そのためリゾート地として好まれます。

冷帯

東欧、北欧地域に多いです。

海の影響を受けにくい内陸部、緯度の高い北部で見られます。

農業

先進国に農業のイメージはあまりないかもしれませんが、主食はどこの国でも作らなければいけません。

先進国と言えども自国消費の大きい作物は自身で作るのです。

ヨーロッパの主食は麦です。

しかし、地域によって小麦、ライ麦と分かれます。

イギリスとドイツ以南は小麦、ドイツ以北はライ麦と思ってください。

ドイツは小麦、ライ麦の両方をたくさん作っています。

農業形態
酪農

夏に冷涼な地域で盛んです。日本の北海道で行われている酪農のイメージでほぼ間違いはありません。

スイス、北欧、フランスやドイツの沿海部で盛んです。

地中海式農業

地中海周辺で行われている農業。

地中海と言えばワインのイメージがあるかもしれませんが、ブドウはどこでも作ることができます。

地中海式農業と言えばオリーブです。これは覚えておいてください。

あとはオレンジ等の栽培も盛んです。

混合農業

上記以外のところは大体これです。

季節ごとに作る作物、家畜を決めて繰り返す方法です。

気温によって栽培される麦や家畜が異なるので注意してください。

園芸農業

オランダのチューリップが有名です。

 

主な国の特徴
ドイツ

ドイツのソーセージはあまりにも有名ですよね。

原料となる豚の飼育が盛んです。

ドイツは温帯に属しますが、冷涼なためライ麦を作っています。

またジャガイモの生産も盛んです。

ビールも有名です。ビールの原料は大麦ですからドイツでは多く栽培されています。

ドイツはライ麦で有名ですが、小麦の生産量も多いです。

イギリス

北海道よりも緯度が高いですが、温帯です。

しかし、農業は酪農が中心です。羊、牛が特に多いです。

小麦の生産量がそこそこ多いです。

フランス

フランスはEU一の農業大国です。温暖な気候と、平野、盆地を活かして農業をしています。

小麦の生産量は第5位で食料自給率も100%に近い数字を持っています。

ワインでも有名ですが、ブドウは比較的どこでも作っているので、特徴としては分かりにくいです。

イタリア

緯度は日本と同じ程度に位置しています。北部が寒く、南部は暖かい気候です。

地中海気候の代表といえばイタリアです。

小麦、オリーブ、ブドウ、オレンジの生産が盛んです。

 

ロシア

国土面積は世界1位。

しかし、農地に使える場所は南部の黒土地帯程度。

それでもかなり大きい土地ではあるため、小麦、とうもろこしなどの栽培は盛んです。

 

 

 

まとめ
講師

ヨーロッパで特に覚えて欲しいのはこの3つです。これだけでもしっかり覚えておくと、解ける統計問題も増えますよ。

 

ドイツのジャガイモ、ライ麦、ソーセージ(豚肉) (混合農業の代表)

イタリアのオリーブ (地中海式農業の代表)

フランスの小麦 (ヨーロッパのパン籠)

 

統計問題対策シリーズ

<日本の気候と雨温図>

<日本の農業> 

<日本の工業>

<アジアの気候と農業>

<南北アメリカの気候と農業>

<アフリカ・オセアニアの気候と農業>

<気候帯ごとの雨温図の見分け方>

この記事はたきもとが書きました