【基礎英語】はじめての英作文(初級編)
JUGEMテーマ:教育
英語はシンプルに!
最近、私も英語の授業変化についていこうと、友人と英語でやり取りを始めてみました。
しかし、どうも返事に時間がかかることが多いです。
そこで、海外に住んで10年以上の友人に、英語で文章を書く際のポイントを聞いてみました。
難しい文法・表現は使わなくていいんだよ。
シンプルに考えよう。
結局、私が普段生徒が英作をするときに言っていることと同じではないか、と反省しました。
日常会話も英作の問題も、やることはいっしょということですね。
そこで今回はシンプルに考えるとはどういうことなのか?
基本に立ち返って説明します。
本当に基礎の基礎から書いていきますので、「英作が毎回苦手で点数が全く取れない」という人は必見です。
「ちょっとは書けるぜ!」という人も、考え方の基本なので、復習と思って最初から読み進めていくことをお勧めします。
英語の基本の形
英語の基本の形を日本語をもとにして確認していきます。
基本の形の単語を入れ替えることで文章を作ることができます。
【レベル0】中学1年
まずは一番簡単な文章で確認です。
【例文】私は英語を勉強します。
この文章を区切り番号をつけます。
「私は、〜します。〜を」となるように番号をつけましょう。
私は/ 英語を/ 勉強します。
(1) (3) (2)
つけた番号の順番に並び替えます。
私は / 勉強します / 英語を
そして英語に訳します。
I study English.
このように英語では、日本語の主語、述語が最初に来るようになっています。
今回は本当に基本の文章だったので、「当たり前なこと」と思っているかもしれませんが、この「当たり前なこと」が大切です。
英語の文章は、文法という当たり前なことの積み重ねによって、できあがっていくのです
【レベル1】中学1年
レベル0は確認のため、非常に簡単な文章でしたが、次は少し複雑にしますよ。
【例文】私は学校で毎日、サッカーを練習します。
まずは、さっきと同じように切りましょう。
私は / 学校で / 毎日 / サッカーを / 練習します。
言葉を引いて、レベル0のような「私は○○をします」という文章を作ります。
引いたものはとりあえず後ろに置いておきます。
私は練習します。学校で毎日サッカーを
このあとに並べる順番ですが、基本的には、「何を」「どこで」「いつ」の順番に並べます。
私は練習します。サッカーを学校で毎日
これで、英語の語順になったので、あとは英語にするだけです。
I practice soccer at school everyday.
レベル1のポイントは、「私は○○をします」という文章を作ったあとに「何を」「どこで」「いつ」の順番に言葉を続けることです。
「どこで」と「いつ」はひっくり返しても伝わりますが、基本的にはこの順番で書くようにしましょう。
「いつ」に関しては「明日の3時」のように、2回以上出てくるときがあります。
この場合は、範囲の小さい方を先にします。
つまり、「3時 / 明日の」として英語にします。
at three o'clock tomorrow ということです。
【レベル2】中学1年
英作文では、現在・過去といった時制を気にする必要があります。
基本的にはレベル0、レベル1を気にしつつ、時制も気にするということになります。
過去形の場合は、動詞に「ed」をつける、もしくは不規則変化させるかです。
特に気をつけるのが、疑問文などの形です。
疑問文では「did」が過去の役割を持ってくれているのですが、動詞も過去形にしがちです。
ということで、疑問文もいっしょにやってしまいましょう。
【例文】あなたは公園で昨日写真を撮りましたか?
まずは日本語を肯定分に直します。
「あなた」は「私」に直した方が良いです。
私は公園で昨日写真を撮りました。
そこからの流れは同じです。
言葉を引いて、レベル0のような「私は○○をします」という文章を作ります。
引いたものは「何を」「どこで」「いつ」の順番に並べます。
私は撮りました。写真を、公園で、昨日
英語の語順になったので、あとは英語にします。
I took a picture in the park yesterday.
これを疑問文に直すので、Iはyouに直して、一般動詞の疑問文ではdidを前に置き、動詞を原形に戻します。
Did you take a picture in the park yesterday?
これで完成です。
考えている上では、一度肯定文に直し、疑問文にしています。
もちろん、いきなり疑問文を書けるようになれば、それが良いとは思います。
まずは、しっかりと段階を踏んで書いていくようにしましょう。
【番外編】be動詞と一般動詞の使い分け方
「be動詞」とは、is / am / are / was / were / (be)のことです。
「一般動詞」は、be動詞以外の動詞のことです。
be動詞と一般動詞は、動詞としては同時には使えません。
「I am study English.」などにはならないということです。
日本語で見分ける
私は中学生です。
この文章には、具体的な動作(勉強するや遊ぶ)がありません。
be動詞は、具体的な動作がない場合に使います。
動詞がない場合に、主語の後ろに置くものが、be動詞です。
基本的には、「〜です」の文章は、be動詞を使うということでOKです。
ややこしいのは日本語と英語のズレ
私は疲れた。
「疲れた」は、日本語として見れば動詞です。
しかし、この文章を英語にする場合、このように書きます。
I'm tired.
日本語では動詞でも、一般動詞を使っていません。
「英語では、日本語では動詞でも、形容詞で表す場合がある」ということを覚えておきましょう。
他にも「お腹がすく」「喉が渇く」「違う」といった、日本語では動詞ですが、英語だと形容詞、というものが存在しています。
- I'm hungry.(私はお腹がすいています。)
- I'm thirsty.(私は喉が渇いています。)
- It's wrong.(それは違います。)
これらは、深く考えても仕方がないので、「A is B」は「A=B」と読み替えられるものだと考えてください。
私=お腹がすく(すいた状態)、ということです。
「違う」は意味上わかりにくいですが、それ=違う(違うもの)です。
進行形は、be動詞+ing形
現在進行形では、be動詞と一般動詞のing形を同時に使います。
I'm studying English now.(私は今、英語を勉強しているところです。)
たまにbe動詞が抜けてしまう人がいますが、ing形は正確に言うと動詞ではないので、必ずbe動詞をいれるようにしましょう。
初級編ですので、これぐらいにしておきましょう。
英作の基本は、「考えた日本語の語順を、英語の語順に直す」ことです。
「誰が」「どうする」「なにを」「どこで」「いつ」
この語順を覚えておいてくださいね。
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この記事はたきもとが書きました