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【京都】大学並みの実験設備や英語論文も?理系中学生に知って欲しい「SSH」

 高校受験情報(京都府)

JUGEMテーマ:教育

理系中学生に魅力的なスーパーサイエンスハイスクール

人工知能やロボット、遺伝子組み換え、再生医療…

そんな言葉にワクワクしてしまう中学生に

知っておいてほしい言葉があります。

 

それが、スーパーサイエンスハイスクール

略してSSHです。

 

 

理系に興味があるなら、ぜひ知っておいてほしい。

中1、中2のまだ志望校が決まっていない君も、

これを知ったら志望校候補が絞り込めるはずです。

SSHとは?

そもそもスーパーサイエンスハイスクール、

略してSSHが何かと言うと…

2002年から始まった制度で、

文部科学省から認定された理数系に特化した学校です。

 

「SSH」に認可されると、

理数系教育のための活動に支援金が出ます!

実験器具の購入、実験設備の整備、

講師の人件費などを出してもらえるので、

レベルの高い理数系研究活動が行えます

 

そんなSSHに指定されているのは、

全国でなんと204校だけ!

意外と多い気がしますか?

いえいえ、全国には高校が6600校以上あるんです。

33校に約1校の割合と言ったら、

貴重さがわかりますよね?

 

SSHでできること

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)では、

一般的に理数系の課題研究活動を行っていることが多いです。

学校によっては、大学並みの実験設備があるところも

 

研究に付き物なのが報告と発表です。

論文の書き方をゼロから教えてもらえるのも高校ならではです。

課題研究の結果を論文集にまとめる学校が多数を占めています。

 

また、プレゼンの機会も多いので、

高校生のうちからプレゼン能力を伸ばすチャンス です。

教室内、校内での発表はもちろん、

学外での発表機会も多く用意されています。

 

毎年行われている『SSH生徒研究発表会』には、

全国のSSH指定校から代表者が集まり、

ポスター発表が行われます。

その発表校から更に選ばれた学校は口頭発表も行います!

こんな経験はSSH以外ではなかなかできないですよ。

 

そして、ほとんどの学校が国際化を意識して、

英語での論文や研究発表

科目横断型の課題研究を行っています。

世界レベルで英語を運用する力を身につけることができます

 

あともう一つ!

高校での探究活動が大学進学に

直接関係する可能性があります。

近年、国公立大学でも積極的に

推薦入試・AO入試が導入されているので、

高校での課題研究活動で何かしらの成果を上げると、

国公立大推薦合格も見えてきます!

 

SSH指定校〜京都市内編

堀川高校 

言わずと知れた京都市内トップ校!

SSH制度が始まった時から今まで、

欠かすことなく毎年SSH指定を受けています。

ちなみにスーパーグローバルハイスクール(SGH)

の指定も受けています。

さすがですね!

 

探究活動のレベルも高く、

京都大学との連携や実験設備など、

ソフト面・ハード面共に充実しています。

堀川高校は探求学科群(自然探究・人間探究)、

普通科に分かれています。

理数系研究の中心は探求学科群(自然探究)ですが、

普通科にもその恩恵はありますよ。

 

地域の理数系教育の基幹になっていて、

中学生対象の『探究道場』を毎年開催しています。

2018年度もあと1回、12月15日(土)に

第3回探究道場が行われる予定です。

興味がある人は、申し込んでくださいね!

嵯峨野高校

堀川高校と同じく、SSHとSGHを

Wで指定されている府立トップ校!

2012年にSSH指定を受けて以来、

課題研究活動に取り組み続けて内容も充実してきました。

 

嵯峨野高校は専門学科である

「京都こすもす科専修コース」

「京都こすもす科共修コース」

普通科の3学科展開。

理数系の「京都こすもす科専修コース」を中心に

理系選択をした普通科もSSHカリキュラムに準じた

課題研究活動を行うことができます。

桃山高校

桃山高校は西京、嵯峨野と並ぶトップ校!

2000年にSSH指定を受けました。

 

校内に天文ドームがあるのが特徴。

手薄になりがちな気象学や天文学の研究に

本格的に取り組めるのは桃山高校のメリットです。

 

自然科学科という理数系の専門学科と

普通科の2学科があります。

普通科でも個人の興味関心にあわせて

様々な課題研究に取り組めるのも良いところですね。

洛北高校

中高一貫コース高校入学コースを持つ高校。

洛北では、中高一貫コースと高校入学コースは

同じクラスになることはありません。

 

SSH指定を存分に活かしているのは中高一貫コース。

中学1年生から6年間一貫したカリキュラムで、

課題研究に取り組むことができるのが魅力。

中学生からレベルの高い実験をできるのは、

中高一貫校ならではの利点です。

 

もちろん、高校から入学しても、

高校2年生で理系選択すれば

中高一貫コースと同じカリキュラムで

課題研究に取り組むことができますよ。

桂高校

桂高校がSSH指定を受けているのは、

「植物クリエイト学科」

「園芸ビジネス学科」の2学科。

他の学校とは一線を画した農業に特化した

研究活動フィールドワークを行っているのが特徴です。

 

また、他のSSH指定校がトップ校ばかりなのに対し、

桂高校は中堅校です。

農業に興味がある生徒を幅広く受け入れるのも嬉しい点です。

入学後の研究はレベルが高く、

研究に関する全国規模の大会での受賞も度々受けています。

 

バイオや品種改良に興味があって、

大学進学もその方向で考えている中学生にとっては、

かなり魅力的な学校ではないでしょうか。

 

実際にSSHの学校に行ってみよう!

講師

こうしてSSHについて調べてみると、どの学校も国際化や日本の将来を意識し、活躍できる人材育成に尽力していることがわかります。

共通点もあれば、各学校独自の取り組みもあります。

 

校風によっての違いもあるので、学校見学や体験授業に行ってみるのが一番です。

後悔の無い志望校選びのために、中学1年・2年生のうちから、学校調べを始めてくださいね!

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(文:尾花)