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【千里山教室】電流戦争 おもしろ理科話1

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今回は電気の分野で習う「電流」の昔話。

この話を読めば、電流のことがちょっと分かるかもね。

 

電流戦争

(電流戦争とは二人の天才が、どちらの電流システムが優れているのかをかけて争った戦いである)

 

実際に争った二人の天才について紹介します。

 

まずは一人目 トーマス・エジソン

 

エジソンは誰もが聞いたことがある訴訟王発明王。電球、映画などの発明者として有名ですね。

 

 

二人目 ニコラ・テスラ

 

テスラは知る人ぞ知る超天才。蛍光灯を実用しようとしていた人物の一人です。

一般的にテスラと言えば、車のテスラモーター社が有名ですね。これはテスラの会社ということではなくニコラ・テスラにちなんで名づけられた社名だそうです。

ニコラ・テスラはもともとエジソンの社員で、エジソンと電流をめぐるトラブルをきっかけに独立し、エジソンとバトルを繰り広げます。

 

 

電流戦争の概要

1880年ごろのお話で、その当時は今のように電気を使用できる配電システムはありませんでした。

そこで、エジソンは当時、実用化の目途が立っていた直流電流を、ニコラ・テスラは自ら交流用のモーターを開発し交流電流を使って配電システムを普及させようとしていました。

(※交流電流:電気の流れる向きが周期的に入れ替わる電流)

 

直流電流のエジソン VS 交流電流のテスラ

当然二人はぶつかることになるのですが、これだけなら戦争などとは呼ばれません。

 

電流戦争の流れ

二人の衝突は、テスラがエジソンの会社にいたときから始まります。

 

エジソンが工場を交流電流で動かすことができれば、「報酬を出す」と言ったのですが、テスラが見事それをやってのけても報酬を渡しませんでした。その後もテスラは交流電流の有用性を訴えましたが、エジソンがそれを受け入れません。ついに、テスラは交流電流を広めるために独立しました。

(テスラはこのときに、交流用のモーターを開発しています)

 

 

その後、二人はどちらの配電システムが優れているか争うわけですが、エジソンのとった手段がえげつない。

 

エジソンはわざわざ交流電流を使って、死刑用の電気椅子を作り「交流電流はなんて恐ろしく危険なのだ」とネガティブキャンペーンをしました。ちなみに直流電流でも作ることは可能

 

それに対し、ニコラ・テスラは自らの身体に交流電流を通す機械を巻きつけるショーをやってのけ、安全性を示して魅せました。

 

(雑記:二人ともマッドサイエンティストな感じがしますね。実際、直流、交流どちらでも同じようなことは出来るはずです。要は電力を大きくなれば危険は増しますが、電力を小さくしてあげれば危険は減ります。電力の大きさは電流と電圧の二つで決まるのでその二つの値を上手く調整して危険と安全のアピールを行ったということです。電力(w)=電流(A)×電圧(V))

 

そのあとはどちらが優れているかの性能勝負。

手段を選ばない電流戦争の結果はニコラ・テスラの交流電流の勝利で決着がつきました。

 

いま私たちが使っている家の電気はすべて交流電流であるのもテスラが交流モーターを作成したおかげです。しかし、家電には交流電流を直流電流に変えてから使うものもあれば、電池はそもそも直流電流です。直流電流が全く残っていない、というわけではありません。配電システムにおいては交流電流の方が優れていた、ということです。

 

 

残る疑問

 

なぜ今にも残る発明をした二コラ・テスラトーマス・エジソンよりも無名なのでしょうか?

 

ニコラ・テスラについてのお話はまだまだありますが、全部書いてしまったら面白くないので気になった人は是非調べてみてください。

 

 

おもしろ理科話シリーズ

 

 

この記事は たきもと が書きました