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【千里山教室】中2の秋に読むと100倍面白い本

 千里山教室

JUGEMテーマ:教育

 

今回はお勧めの本を紹介しようということで、

 

森見登美彦さんの『新釈 走れメロス』を紹介します。

 

 

 

『走れメロス』といえば、ちょうど中2の秋ごろに学校で扱う作品ですね。

 

メロスは普通に読めば、無二の友、セリヌンティウスとの友情話で終わってしまうのですが、読み込んでみるといろいろとツッコミどころもあり、楽しく読める作品だと思っています。著者である、太宰治の話(興味のある人は調べてね)を知っていると、読んでいて滑稽に思えてくることもあります。走る速さも尋常じゃないですし(笑)詳しくは走るなメロス

 

『新釈 走れメロス』は『走れメロス』をモチーフに、太宰治を意識しながら現代風に書かれた作品です。

 

『走れメロス』と違い、友情の素晴らしさというよりは、物語としての面白さを前面に押し出している滑稽本です。そこまで長い話でもないので、普段から本を読まない人でも、読める作品ではないかと思います。

 

この本には他にも『山月記』や『百物語』、『桜の森の満開の下』、『藪の中』などをモチーフにした作品が書かれています。

これらの新釈された物語を楽しむには、原作を読む必要がありますが、原作はどれも著作権が切れている作品のため、青空文庫や、電子書籍で無料公開されている作品です。もし『新釈 走れメロス』を読んで面白かったら、是非、他の作品も原作から読んでもらえたらと思います。

 

 

 

 

ちなみに、この写真のほとんどが私の個人的な持ち物です。本を買いすぎて置き所に困りだしたこともあり、中学生にも楽しんで読んでもらえるような分かりやすく面白い本をを中心に置いてあります。是非一度読んでみてくださいね。