【千里山教室】教科書今昔
夏休みはいかがお過ごしでしたか?
子どもたちは、今日から学校再開で、友だちと会えるのが楽しみかな。
お父さんお母さんは「やっと夏休みが終わった、やれやれ」というところかもしれませんね。
私は出かけたといえば、家族でお墓参りに行ったぐらい!
だって、暑いから不要不急の外出は避けましょうって、テレビのお天気キャスターがみんな言ってたからね!ちゃんと家でゆっくりしてましたよ(笑)
で、あとは何をしていたかというと、家を引っ越すことになったので、片づけや段ボール詰めをずっとしていました。
昔の手紙や写真が出てくるたびに作業の手が止まって、気づいたら日が暮れていて・・・とかいうことをしていたら、予想もしていなかった懐かしいものが出てきました。
私が小6当時使っていた算数の教科書と
中2数学の教科書です!
教科書は全部捨てたと思ってた(笑) しかも他の科目はないのに、なんでこの2冊だけあるんだろう??英語の教科書なら、友だちといろいろ落書きしていた思い出があるけど(^^;)
中2数学の教科書を比較してみた
仕事柄、今の小中学生が学校で使っている教科書を普段からよく見ているので、ちょこっとだけ比較してみたくなりました。
まず驚いたのは、手に持った瞬間「あれ、こんなにコンパクトだったっけ?」
↓大きさがちがう(左が現在のもの)
ほかにも
「モノクロだからか、めっちゃ地味。」
とか
「今の教科書は親切すぎる…?」
など、いろんな感想がわいてきます。
比較した結果思ったこと
私は仕事で触れる機会が多いから、どちらかと言えば今の教科書のほうになじみを感じます。
でも久しぶりに自分の使っていた教科書にじっくり目を通してみると、「これでも十分だったな」というのが率直な感想です。
教科書そのものも重要ですけど、やはり教え手の問題かな?
教科書を教えるのか、教科書で教えるのか
という言葉も一時よく聞きました。
若手の先生(あるいはベテランの先生)だから良いとか悪いとかではなく。先生の元気良さや熱意、創意工夫が大事!
私から見ると今の教科書は本当に親切です。先生が説明しなくても読めば理解できる子もいます。
じゃあ先生の存在意義は?…なんて。
教材の進化が止まらない
塾用の教材も、市販の教材も、学校教科書以上に進化しまくっています。
たとえば、
うちで扱っている英語教材は、ページの端にあるQRコードを読みとれば、ネイティブの音声が聞けます。
(写真はマイクリアという教材)
単語帳がスマホアプリと連携していて、自分のスマホで暗記やテストができるんです。
(中学英単語1850という単語帳)
さらに、
私立の学校だと、iPadを全員に配布していて、発音練習やプレゼンをさせています。
いまや高校では映像授業を取り入れるのは当たり前になってきています。
生徒にとって自学自習しやすい環境がどんどんできています。
勉強のアイテムは昔と比較にならないほどずっと豊富で、スマホやパソコンを使える子なら情報収集も簡単になりました。
こうなってくると、
黒板に一生懸命書いてばかりで「教えるだけ」しかしていない先生は存在する意味がなくなります。アプリや動画で代替可能ですから。なんでわざわざ退屈で眠くなる授業を聞かなくちゃいけないんだ、ってことに。
やっぱり授業は面白くないと。
楽しく、充実できる場にしないと。
懐かしの教科書を通じて、先生の役割を改めて考えさせられた夏休みでした。
では今週はこのへんで〜
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この記事は てらおか が書きました。