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【西院教室】謹ミテ新年ヲ賀ス

投稿者:西院教室

新年明けまして、おめでとうございます!

 

お正月はいかがお過ごしでしたか??

勉強に明け暮れていたみなさんも、よく食べよく寝たみなさんも、今年もよい一年となるようお祈りしております。

 

私は京都人らしく、初詣は祇園の八坂さんでしました。

もうとんでもない、人、人、人!!参拝を2時間も待ったのは初めてです。

ユニークな生徒たち、サポートしてくださる保護者の方々、一緒に仕事をする同僚たちと、それらとの出会いに感謝して、今年も楽しく・でもしっかり厳しく指導できるよう、願をかけてきました。

 

 

さて、今日は「謹賀新年」を使ってお勉強です。

漢語には「下の漢字上の漢字の目的語になっている」タイプのものがありましたね。

」がいい例です。これ、順番を逆にすると、「書を読む」となりますね。

中2以降の漢文を勉強した人にはわかる「レ点」を、読と書の間に補うことができるのです。

いわば、「」は白文、「」で訓読文、「書を読む」で書き下し文となります(正確には、訓読文には送り仮名がつきます)。

つまり、漢語を学ぶと漢文が白文のままでもわかるようになるのです!

 

「謹賀新年」はその好例です。

述語は「賀す」、つまりお祝いをするということ。

何を祝うのか(=目的語)というと、「新年」ですよね。

ということは、「下の漢字が上の漢字の目的語になっている」を応用すると、

」→「書を読む」と同じように、

新年」→「新年を賀す」と考えることができるのです!

 

日本語では「目的語(〜を・〜に)述語(〜する)」の順に言いますが、

中国語では「述語目的語」の順に言います。

このずれを修正してくれる便利なヤツが、返り点なのです!

 

じゃあ、「新年」のように、目的語が2文字あったらどうするの??

読書はでよかったけど、謹新年では、「謹新賀年」となって、「新年」が崩れてしまいますやん。

 

いえいえ、ご心配なく。「一・二点」で囲ってしまえばいいのです!

これで一・二点は理解できましたか?

いわばカッコのように一・二で囲った部分「新年」を読んでから、その前の述語「賀」に戻ります。

 

そう、書き下し文はもうお分かりの通り、「謹みて新年を賀す」です。

現代風に言うと「かしこまって、新年をお祝いいたします」といったところでしょうか。

HAPPY NEW YEAR!!と盛大に祝うのもいいけれど、新年こそ威儀を正して、つつましく「賀す」のもまたいいですね。

 

今年もなにとぞ、よろしくお願いいたします!