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【算数】小学生はなぜ文章題が苦手?間違いの原因を知り対策を練ろう

 小学生の勉強法

JUGEMテーマ:教育

 

一口に文章題が苦手と良く聞きますが、文章題が苦手とはどういうことなのでしょうか?

出来ないことには必ず理由があるはず。

そのできない理由を見つけ、克服できれば文章題を解くことが出来るようになるはず、ということで確認していきます。

算数特有の原因

数字だけを追うのはNG

意外と多いのが、数字だけを目で追ってしまうタイプです。

算数の文章題、例えば、簡単な足し算の文章題だと、でてきた数字を全て足せば答えになる。ということがあります。この考え方で正解になってしまった場合、文章題は出てきた数字を全て足せばよい。と思ってしまう場合があるわけです。当然ですが、この解き方では複雑な問題は解けません。

これは足し算に限った話ではありません。引き算なら、出てきた数字の大きい方から小さい方を引いたり、かけ算は出てきたものをかけたり、割り算は出てきた数字の順番で割ったりするだけで良いと思ってしまう場合があります。

しっかりと、二つの出てきた数字の関係性を考えることが大切です。

 

計算記号と日本語の関係を正しく理解できているか

言葉の繋げ方、「てにをは」と算数の計算記号はある程度、対応しています。

このときは絶対これ!というわけではないので、あくまで文章を細かく分解して、四則演算のどの計算を使えば良いのかを考えましょう。慣れてきたら、時間を使わずにできるようになるでしょう。

もう一度言いますが、計算記号と「てにをは」の対応は、ある程度決まっているので、言葉の関係性まで考えるのが大切です。

まずは計算式を日本語に直すのが良いかもしれません。

英語に例えるなら、英作よりも日本語訳の方がやりやすいですよね。

日本語の文章的原因

複雑な文章の構造

算数の文章はそんなに難しくないと思っていませんか?実は少し変わった文章が多く出てきます。それが、複文と呼ばれるような文章です。複文という言い方だと聞き覚えがないかと思います。これは英語で言うところの関係代名詞を使った文章のことです。関係代名詞は中学生で習う最も難しい英文法の一つですね。

日本語でも、主語と述語が複数出てくるため、読み方を知らないと、読むのに苦戦することは必至です。

 

複文の例

自転車で駅に向かった太郎君は、公園で、5分前に家を出発した弟に追い付き、弟より10分早く駅についた。

 

この一文の中に複数の文章が入っていますね。今この中に含まれている文章は4つあります。

太郎君は自転車で駅に向かいました。

弟は、太郎君より5分早く家を出発しました。

太郎君は、公園で、弟に追い付きました。

太郎君は弟より10分早く駅につきました。

 

この4つの文章が含まれているということを、しっかりと理解できているかが大切です。

もちろん、問題と直接関係ない文章もありますが、正しく読めているかどうかは、今後の文章題の理解に大きく関わります。

文章を読み飛ばしてしまう癖がある

複雑な文章でもないのに、間違えてしまう場合は、読み飛ばしていることが考えられます。

文章を飛ばして読むということは、実はごく当たり前のことで、私たちもやっています。

一言一句理解しながら読むということを行う意味があまりないからです。

 

この ぶしんょうは だたしくあまりせんが よるめことも あでるしょう。

 

私たちは、書かれている内容を推測しながら読むということを無意識に行っています。実際上の文章は、順番を入れ変え、むちゃくちゃに書いていますが、元々の文章は容易に想像できますよね。

多少、並びがおかしくても、すんなり読めてしまうことがあるのは、一字一字をそれぞれ把握しているのではなく、ある程度塊として認識しているからです。これは、単語にも言えることで、ある程度の内容が分かれば、遡って一言一句を把握しながらよむということを行わなくなります。

これは悪いことだけではありません。そういうことを行うのは、ある程度文章を読んでいるので、見たことのある文章構造だと思い込んでしまうから起こることなのです。こういうミスを良くする人は文章をある程度は読んだことがあると言えそうです。

 

単純に単語が分からなくて、何を聞かれているか分からない

意外と小学生の文章題には意外と難しい単語も出てきます。

単語の意味が分からずに、何についての数字なのか把握できずに間違えるということもたまにですが、出てきます。

特に帰国子女の子どもの授業をしていると、理解できていそうなのに、間違えている場合は、このパターンが多いです。何か分からずに、混乱して、式までは何となく作るけど、答えまでは求められないということが多いですね。

 

ただ国語と違って、あたり前に隠喩のような表現技法が入ることは少ないので、書かれている単語そのものの意味は分かるのに、解けないということはあまり起こりません。

解決方法

音読をさせると色々なことが分かる

音読は非常に有効です。読み飛ばしに気付けるだけでなく、複文に対する理解度も計れます。

文章を読む際に、意味が切れるところで息継ぎをしたり、単語が分かりやすいように読んだりということを行えば、文章を理解して読めているかが分かるからです。

音読を聞いていると、いかに、文章を読み飛ばしてしまうか、文章の構造の理解を出来ていないかが分かります。また、意味の分かっていない単語はぎこちなく聞こえますから、分かっていない単語もすぐに分かります。音読させるだけで、色々なことがわかりますので、文章題が分からなくて困っている場合は、音読をさせて、それを真剣に聞いてみてください。意外なところで躓いているかもしれませんよ。

慣れるまでは、ゆっくりと読むことを意識しましょう。

 

図示をする

図示しようと表すには、文章を理解しなければ正しい図は書けません。

図示するために、理解しようとしっかりと読むだけでも今後に繋がっていくので、文章題を解くときは、絵や表を必ず書くようにしましょう。

特に絵の場合は、出て来るものを書かせて、それがどのようになるのかを書けば良いので、意外と書きやすかったりします。

 

 

この記事はたきもとが書きました。

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【新中学1】中学校に入っても英会話は続けるべきか?

 小学生の勉強法

心配母
小学生のうちは英会話教室に通っていたんですが、中学生になったらやっぱり塾に通った方がいいですか?

 

4月から中学生になるお子様を持つお母様からお悩みを寄せていただきました。同じように悩んでいらっしゃるお母様も多いのではないでしょうか?

英会話教室に通う理由は?

小学生のお子様を英会話教室に通わせるのは「子どもに英語をできるようになってほしい!」「英語を不自由なく話せるようになってほしい」という一心からなのではないでしょうか。私も学生時代英語が苦手でしたし、今でも発音や会話にはまったく自信がないのでその気持ちはよくわかります。

英会話教室の効能は?

英会話教室では発音やスピーキングを指導するので「生活や社会で使える英語」を身につけることができます。ゲームやお話を英語で楽しんだり、文を書いたりすることで、文法や語彙を身につけていくので、学校で教わる英語と比べると自然に英語への理解が深まります。英語を身につける理想の形なのかもしれませんね。

英会話教室の弱点は?

ところが残念なことに中学校…特に公立の中学校の英語の授業はそこまで成熟していません。英会話や英作文ができることと、文法問題に対応することは別のことです。英会話教室に通っていればそれで大丈夫!と言えるかというと、そうでもないのが問題です。

学校の英語は?

学校の英語のテストには、教科書の単語や熟語表現が出題されます。教科書や学校の授業内容に準拠した勉強をしていなければ、定期テストで点数をとるのは難しいです。最近は「話すこと」も重要視されるようになってきましたが、指導する学校の先生たち自身は「話す」よりも「読む」「書く」教育を受けてきたので、あまりうまくいっていない学校が多いのが現状です。

英会話教室は中学生には役立たない?

では、英会話教室は中学生には役立たないのでしょうか?そんなことはありません。学校で正しい発音で英語を話す機会の減る中学生こそ、英会話教室で「英語を話すこと」「正しい発音」を身につけるのは、意味ある事だと思います。

塾の英語の授業でできること

しかしその一方で、学校のテストや入試への対応が気になるのは事実です。塾では、学校の定期テストや入試のために「勉強で使える英語」の力を伸ばします。語彙や文法、読解、英作文など、テストや入試で使える力が身につくのはやはり塾なんです。それを再確認した出来事がありました。

英会話教室で英語、塾で数学を勉強していたYちゃん

ある時、「帰国子女だし英会話教室に通っているので英語は大丈夫!塾で数学だけ勉強したい!」というYちゃんが入塾しました。You-学舎は個別指導塾なので、数学だけの通塾も大歓迎です。数学と理科が嫌いなYちゃんとお母様の希望通り、テスト前は数学、理科を中心に対策しました。

英会話教室に通ってるから大丈夫!…ではない

そしてテストの結果が返ってきて、お母様とYちゃん、そして私も驚きました。苦手な数学と理科よりも、「大丈夫!」と言っていた英語の方が点数が低かったんです。

英会話教室に通っているのにテストで点がとれない

その原因は明白です。テストのための充分な対策をしていなかったんです。なぜなら彼女は英会話には自信があり、不自由なく英語で会話することができるので、学校の英語の授業中に分からないことや不安なことは一度もなかったからです。だから、テストで何を聞かれても大丈夫と思って十分な対策ができていなかったわけです。よく話を聞いてみると、中学1年生の最初の頃のテストは難なく高得点をとっていましたが、教科書の内容が難しくなるにつれて授業の内容は十分理解しているにも関わらず点数がとれなくなってしまったそうです。

テストで点をとるためには…

そこで次のテストの時には理科や数学だけでなく、英語のテスト対策も塾ですることにしました。単語の意味とスペルも暗記テストを繰り返し、教科書も一文一文訳して、英作練習もしました。その結果、英語は90点に大幅点数アップ!元々、基礎の出来ていた彼女はテスト用の勉強をすることで高得点をとることができました。

英会話と塾で両輪に!

彼女のように英会話教室に通いながら塾に通うことができれば、学校のテストもスピーキングも怖いものなしですよね!

英会話教室と塾、どちらかを選ぶなら

でも、部活の日程などの都合でどうしても両方通うことができない、ということもあると思います。その場合、お子様が英会話教室に楽しく通っているなら、無理に塾に移る必要はありません。ただし、先ほども言った通り英会話教室の学習はテストの点数には直結しないことがあります。もし定期テストで思っていたような点数が取れないようであれば、すぐに塾を検討してくださいね。

 

この文は尾花が書きました。

 

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小学校の理科・社会は、中学で学び直すときには忘れている?

世界地理の基礎

中1の最初の定期テストの社会は、世界地理の導入のような範囲です。

毎年テスト対策で、

 

「経度って何?」

「緯度って何?」

 

という生徒が続出して、地球儀を見せながら説明することになります。

でも、 実は小学校5年生の教科書にばっちり載っている んですけどね。

1つの単元を学んだら、続きを学ぶのは4年後のことも

本当に初めて?

中1の生徒たちが「緯線」「経線」「南半球」などの用語に出会ったことがあるのに、初めて学ぶような顔をしているのは、 その後一度も出て来ない からです。

小学生の理科、次に学ぶのはいつ?

小学生の理科、例えば5年生の1学期で学ぶ内容について見てみましょう。

 

「天気の変化」は、 中2の「気象のしくみと天気の変化」へ

「植物の発芽、成長」は、 中1の「植物の生活と種類」へ

「メダカのたんじょう」は、 中3の「生命のつながり」へ

というように、つながっていきます。

 

これは、忘れていても仕方がないかな、と思います。

でも、小学校でしっかり理解できていると心強いですよね。

小学生の社会、次に学ぶのはいつ?

小学生の社会、例えば5年生の1学期で学ぶ内容は

「世界の中の国土」では 中1の最初に学ぶ世界地理の土台へ つながります。

「国土の地形の特色」では日本国内の代表的な山地や平野を学びますが、これは 中2で学ぶ日本地理でもう一度出てきます。

 

小学校のときに、何となく学ぶのと、しっかり覚えるのでは大きな差が出ます。

特に、都道府県や県庁所在地などは、小学生のうちにしっかり覚えておいてほしいです。

小学生ならアプリやゲームで覚えるのもいいですね。

 

理科・社会でも塾を利用しよう!

国語と算数だけではもったいない

中学受験をしないけれど、中学に向けてしっかりと力をつけておきたいという生徒は主に国語と算数、またはどちらか1科目を受講します。

教科書レベルより高い問題で読解力、思考力を伸ばしたい、算数が苦手になってきたとか、お母さんが教えるとケンカになるからそろそろ塾で、という方も多いです(笑)。

 

せっかく通塾していて、自習室もあるのですから、理科や社会でも 塾を上手に利用しませんか?

理科・社会のテスト対策は、中学で効いてくる
テスト対策をして、オール100点ゲットしよう

社会や理科のテストでは、 オール100点を目指してみませんか?

小学生のテストは、簡単に高得点が、しかも100点を取ることができます。

 

理科や社会のテストでは、学校の授業や宿題以外に何も勉強していなくても、90点前後は取れている人が多いはずです。

テスト対策をしていけば、100点が取れますよ。

時間割は要チェック

時間割が配られたら、テストがあるかどうかチェックしましょう。

そして、その単元の対策をしに、 塾に自習に行きましょう。

 

新年度から「Comiruポイント」を始めましたから、塾に来るたびにポイントがたまるので、お子さまにも自習をすすめやすくなったのでは?

しかも100点を取ってもポイントがたまるので、テストが楽しみになるかもしれません。

 

中学の学びにつなげよう

小学校の理科・社会の試験対策って単元ごとなので、すぐに終わってしまいます。

余った時間で塾においてある「?に答える小学理科」(学研)を読むのもおススメです。

?に答える小学理科

中学受験をする生徒が使うことが多い参考書なのですが、小学校の教科書よりも詳しく説明してくれているので、理科に興味がある生徒は楽しく読んでくれています。

こんな学習をしていると、中学校になってから効いてきます!

講師

小学校のうちにやっておきたいこと、まだまだたくさんありますが、今回はこのあたりで。

 

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この記事は、なみまつが書きました。


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