【大学入試】英語の模試で時間が足りない!どうすればいい?
JUGEMテーマ:学問・学校
模試の英語は難しくて解けない!?
高校1・2年生の皆さん。3学期になってから1〜2回くらい模試を受けましたよね?
手ごたえはありましたか?
先日、模試を受けてきた生徒たちと話していたら、

学校の定期テストは、英語まあまあ取れるけど、模試になると無理…

模試の英語は時間が足りなくて、最後までたどり着けない!
と、文句を言ってました。
「自分もそうだなあ。 英語に苦手意識はないんだけど、模試になると解けないんだよな 」って人、多いのではないでしょうか?
理系科目の勉強ばかりしてないかな?
そんな高校生の皆さんに質問です。
英語と数学ではどちらの勉強時間が長いですか?
「数学ですっ!」て即答できちゃうのでは?
数学って高校になったら、どんどん難しくなりますよね。。
中学の頃は数学得意だったけど、高校になってからは問題集の解説を読んでも、なぜそうなるのか分からない…という経験、数学が苦手ならありますよね。
「難しい、分からない」って思うから「ヤバい。勉強しなくちゃ」ってなるんですよね。
だから、みんな数学ばかり勉強するんだよね。気持ちはよく分かります。
学校の英語は、わかる気がしているだけ
それに比べて、英語は中学英語で文法の基礎はひと通り学習し終わっています。
高校で出てくる英文法は中学の延長線上ですよね。
現在完了形が分かっていたら現在完了進行形も過去完了も未来完了も、なるほどって理解できましたよね。
文法問題を解いてい間違った問題でも解説を読めば、「なるほどね。そういう語法がや慣用表現があるんだな」って納得できますよね。
これが落とし穴なのです!
英語って分からないという感覚を持つことがありません。
数学や化学・物理のように危機感を持つことがないんです。
だから、英語の勉強がどんどん後回しになってませんか??
高校の英語は半分は暗記科目
文法は理解できたのに、模試で点数が取れないのはなぜでしょう?
答えは簡単で高校英語は、暗記すべきことがたくさんあるからです。
文法単元ごとに「慣用表現」が最後に出て来てますよね。
動名詞の単元なら"There is no ~ing"(〜することはできない)や"look foward to〜ing" (〜するのを楽しみに待つ)などの一覧が載っていて、学校の授業では「慣用表現は覚えておきましょう。」なんて、あっさり言われます。
まあ、覚えるしかないので仕方がありません。
そして問題演習では、一覧を見ながら解くと正解できてしまうのでわかった気がするのですが、入試では覚えていないと正解できないですよね。
「覚えること多すぎて無理!」って思ってませんか?
でも、"look foward to〜ing" なら、それぞれの単語の意味、"look"は「見る」"forward"は「前方に」"to"は「〜の方へ→」を考えると、 まだかまだかと心待ちにしてワクワクして前の方を見ている 感じがイメージできませんか?
丸暗記はつらいので、慣用表現もイメージできるものは、意味をとらえて覚えていきましょう。
英語の長文、時間が足りない?
単語を覚えれば今より絶対に読める
模試の長文が長くて、なかなか最後まで読めない。
または、何が書いてあるのか全然内容が入ってこないという人。
長文の中に知らない単語(覚えていない単語と言った方がいいかも)がたくさん出て来ているはずです。
長文を読んでいて分からない単語が出てくると、ストップしてしまいますよね?
前後関係から類推してみて、何となく意味がつかめることもありますが、単語が分からなくてストップするたびに時間が過ぎていきます。
だから時間が足りなくなっちゃうんです。
さらに、1行に1個以上の頻度で分からない単語があったら、意味がつかめるはずがありません。
長文読解ができるようになるための秘訣は 単語を覚えることです。
単語量が増えるだけで、長文は本当に楽に読めるようになるんです!
単語はどうやって覚えるか?
英語の好きな人は、知らない単語を電子辞書で調べるときに、「どんな使い方をするんだろう?どんな例文だろう?」とひと通り読みます。
語学に興味があれば、それ自体が楽しいですからね。
自然に単語の意味や用法を覚えて、センターでも190点以上普通に取ってきます。
でも、20年以上塾で指導をしてきて、そんな生徒はほんの一握りしか見たことがありません。
この記事を読んでくれている高校生たちは、きっと長文が苦手なはず。
だから、学校で配られている単語帳で単語を覚えればOKです。
私大入試を考えている人は、まずは英語→日本語だけで問題ありません。
何度も単語を書いて覚える必要はないです。
ほとんどの私大はマーク式の問題なので、つづりを書けなくてもいいですよね。
英単語を書く練習をしている時間を語法や慣用表現を覚える時間に回す方が効率が良いですよね。
熟語って気がついていないかも?
長文を読んでいて知らない単語はそんなに出てきてないのに、なんだか意味がつかめない、そんなときは熟語が隠れているのに気がついていないのかもしれません。
”make the most of〜"(〜を最大限に活かす、利用する)という熟語が出てきたとします。
単語自体はすべて簡単なので、さらっと文章を読み進めてしまって、結局意味が分からない…なんてこともよくあります。
単語をある程度覚えたら熟語も覚えていきましょう。
熟語は意味をイメージしやすいものも多いです。
例えば"look up to〜"(〜を尊敬する)なら、 upの基本的な意味「上へ」から「見上げる」→「尊敬する」のようにイメージできますね。
熟語は前置詞がポイントなので、熟語を覚える前に前置詞を整理しておくといいです。

最近の大学入試では、書き換え問題、文法を問われる問題が少なくなってきたかわりに、長文の量が増えています。
時間内に長文が読めるかどうかが勝負の分かれ目です。
まずは単語を覚えていきましょう。
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この記事は、なみまつが書きました。